今年の初め、池の周りでえらく人懐っこい猫に会った。そういう出会いを期待して久しぶりに来てみたらさっそく猫を見かけた。
茂みの中で立ち止まっているところを撮っていたら気づいてこちらへ向かってやってきた。
けっこういい顔してる。
さっそく「ウエルカム」のサイン。こういうとき身近な物に頭部を擦り付ける仕草をするのはこちらに気を許して甘えたいのだ。
いかにも人懐っこそう。
欠伸も敵意がないというサインではないかと思う。
肉食で狩をする動物なのですごい爪をしている。猫が本気をだしたらこちらが素手の場合はとても手に負えないと思う。下手をしたらすごい怪我を負わされるかもしれない。体力とかパワーでは人間が圧倒していてもスピードが違う。人間がイメージするより圧倒的に速いスピードで攻撃してくる。プロのボクサーとケンカするようなものじゃないかという気がする。目に見えない幻のパンチが出てくるのだ。
これは数年前虐待を受けていた猫を貰い受けることになった時に感じた。でかい牝猫だったが懐くまで数ヶ月かかった。その間はうっかり手を出すと目にも止まらぬ速さで鋭い爪の猫パンチをくらい血だらけにされたものだった。
猫は「痛いぬいぐるみ」なのだ。
虐待を受けていたネコさん、その後はいかがですか?
(奥さんが独身の時から飼っていた猫だった)
そういうわけで大人の男に対して特に警戒心がつよかったみたいで私も最初は凄く嫌われていました。
その辺の事はもう一つのブログ「てっつあん」
http://moyan.cocolog-nifty.com/tettuann/2004/11/_.html#more
に詳しく書いたのでお暇な時にどうぞ
慣れてからはとても饒舌な猫でした
こちらを見上げては不平不満のような?口ぶりでずっとしゃべっているのでもしかしたら猫語というのはホンとにあるのか?と錯覚するほどでした。
大体前後の状況から言いたい事はわかりました。
「物干しで日向ぼっこしたい」とか「外に散歩に連れて行け」とか…
11歳位から視力が落ちたのか脚力が落ちたのか高い所の狭い場所へさっと飛び乗ることが苦手になり「窓枠に乗せろ」というのも加わりました。
もらわれてきた時既に7歳でした。13歳になって猫又になったら人の言葉を話し始めるのでないかと期待していましたが13歳寸前で突然肝臓を悪くし一月しないうちに逝ってしまいました。昨年のお盆のことです
テツさんの、余裕のある文章、そしてネコさんに対する優しさに、感謝です。
私も読み返してみました。ちょうど三年前の記事になるんですね。
最近は野良猫の写真を撮る方が忙しく、家に帰れば今度は写真の整理に追われて家の猫をかまってやったり彼等についての駄文を書く事もなくなりました。
やはり一番の役者だったチー坊がいなくなったので何だか拍子抜けしたみたいです。