H氏奮戦記

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「精霊の踊り」は?

2020-08-01 20:10:32 | 日記
昨日のLD→HDDダビングはグルックの「オルフェウスとオイリディーケ(Eurydike)」。

話は、ご存知の方が多いと思いますが オルフェウスが妻オイリディーケに若くして天国に先立たれ、地上に連れ戻したいと神々に訴えていると愛の神アモーレが現れて「連れ戻せるようにしてやるが、黄泉の国から地上に戻るまで振り返って妻の顔を見てはいけない」と言います。ところがオイリディーケが半狂乱になって「こっちを見てくれ」というので遂に振り返って見るてしまうので、オイリディーケは天上に戻って行ってしまいます。
それでオルフェウスが嘆いていると再びアモーレが現れもう一度オイリディーケを生き返らせて、アモーレの神殿で愛の賛歌で幕となります。
「突然ハッピーエンド」ですね。

写真は天国で、女性がゆらゆら動き回って近ごろなら自粛要請されるところです。真ん中でこっちを見ているのがオイリディーケです。
天国ってホントにこんな風になっているのだろうか・・・

それで、「オルフェウス」と言えば我々フルート愛好家はすぐに思うのは「精霊の踊り」ですね。ところが今回はオーケストラの(ハ長調で言えば)ソーミファソドドーシーラーソの旋律は出て来るのですが例のフルートソロは出てこないのです。前に2種類の演奏を観ましたがそれらにはオーケストラの旋律も出て来ませんでした。

それで今回のLDに付いている解説書を見たら、今回のはパリ初演版で、ウイーン初演版からいろいろカットされているの書いてあり、そのカット部分も書いてあったのですが、その中に有りました「幸福な精霊たちのバレエ(フルート独奏)」。敢え無くカットされていたようです。

我々のフルートソロの定番の曲もオペラの進行とは関係ないから、ということでしょうか・・・
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