フグ取扱で、フグを処理するには、白衣が必要でした。
持ってないよ、そんなの。
1回しか着ないのに、白衣を買うのは、もったいない。
この先、店をする予定だから、ユニフォームとして着用できるものを、と、奥さんと一緒に探しに行った。
場所は、千日前の道具屋筋。ここに入ったら、なかなか抜け出られない。見るモノがいっぱいでね。
めちゃくちゃ腹は減っていないが、買い物をする前に、腹ごしらえを。
千日前で有名な店は、肉吸い。
確かこの辺と、歩いていたら、行列のできている店が。
千とせだ。
奥さんも「あんまり、おなか減ってないよ」というので、肉吸いだけで。僕は、肉吸いプラス小ご飯に卵。卵かけご飯にする。
うどん鉢にめいっぱい入った肉。
まず出汁をすする。
ええ出汁の味。「でじる」とちゃいまっせ。
肉も軟らかい。青ネギも軟らかい。
合い席で向かいに座ったおばちゃん。肉吸いなのに、肉をすべて残したかのような量を残して出て行った。
下げにきたおばちゃんに、「もったいなにねー」というと、ほんまやわ、と。
出されたものは、腹が大きくても、すべて食べきる。少々まずくても、食べる。残すなんて、もってのほかだ。
ちょいと話がそれたが、おなかいっぱいと言っていた奥さん。卵かけご飯に手が伸びる。「おいしそうやもん」といいつつ、肉吸い、おいしいわーと、ご満悦。
おいしいものは、人を幸せにするんですね。
で、買い物を済ませ、小皿も買って、ミナミの町をぶらぶら。
久しぶりですわ、二人の休みが合って、ぶらぶらしたのは。