やおよろずの神々の棲む国でⅡ

〝世界に貢献する誇りある日本″の実現を願いつつ、生きること、ことば、子育て、政治・経済などについて考えつづけます。

【中学歴史教科書8社を比べる】597 29 日米関係 -162- ⅹ 大東亜(太平洋)戦争-70- ⑺ 終戦(敗戦)時の状況<まとめと考察:「シナ大陸」からの引き揚げ4/n>

2018年10月04日 | 中学歴史教科書8社を比べる(h28-令和2年度使用)

29 日米関係 -162-

ⅹ 大東亜(太平洋)戦争 1941-1945 -70-

⑺ 終戦(敗戦)時の状況

※下記は既述している内容なので、再述・再評価はしません。

・沖縄戦 → <15現代の沖縄 111112113114115116117118119120121122123124125126127128129

・原爆投下 → < 28 核兵器・原子力   414415416417418419420421

・ポツダム宣言受諾とご聖断 → <11天皇 7980

・復員と引き揚げ(※朝鮮半島/ソ連関係) → <18日朝関係(戦後:前半)182183184185186187188189190>/<26日露関係Ⅱ 386387388389

 

■まとめと考察 ~⑵「シナ(中国亜)大陸」からの引き揚げ 4/n



 

■現在(当分の間)、中学生(日本国民)に伝えるべきこと 2/n

2.満州からの「引き揚げの際の状況」に関して、最低限、伝えるべきことはなんだろうか。~その前後の因果関係・状況は除いて~

⑵ 帰国できなかった人々の状況・原因・・・死んだ人々の状況(理由・原因など)、残った人びとの状況

① 死んだ人々の状況(理由・原因など) 間接的および直接的死因~

<ウィキペディア:「中国残留日本人」より> 

・「収容所での越冬中に寒波や栄養失調や病気で命を落とす」 ・「日本人に対する過酷な支配によって通化事件などの虐殺も発生」 

 

<ウィキペディア:「引揚者」より>

・「ソ連兵や中国共産党軍朝鮮人民義勇軍朝鮮保安隊、および暴徒化した現地住民の朝鮮人による日本人住民への暴虐行為や拉致」 ・「夫の前でソ連兵にレイプされ、青酸カリで自殺した婦人もいた」 ・「中国共産党軍朝鮮人民義勇軍は在留日本人に強制徴兵や強制労働を課したため、それに対する蜂起とその後の虐殺などで1946年2月3日通化事件のような事件が起きた。引揚列車に乗車後、乗り込んできた中国共産党軍によって拉致された婦女子もいた」

 

2017年8月15日の産経新聞の記事:「【終戦の日】一家6人、満州から日本目指し引き揚げ 略奪や虐殺…止まらぬ涙 群馬・下仁田の佐藤和江さん」より

・「(玉音)放送が終わった途端に状況は一変。棍棒やナタを手にした朝鮮人が押し寄せ時計や指輪、財布から屋根裏に隠していた荷物をさらっていった。朝鮮人だけでなく、日ソ中立条約を一方的に破棄して参戦したソ連軍、中国人などに若い女性や所持品を狙われる逃避行が始まった」

・「日本人のいた宿舎に落ち着いた際は連日、ソ連兵が空砲を鳴らして女性をさらいに来た。若い女性は男装のうえ地下に隠れ、大柄だった佐藤さんの顔を母は真っ黒に汚した。徒歩や無蓋列車で動く道中、亡くなった3歳の男児を離さない母親がいた。死臭が漂い説得して埋葬したが、母親は狂ったように泣き続けた」

・「通化を占領した中国共産党の横暴に対する日本人の蜂起、そして鎮圧、その後拘束された日本人らへの虐殺事件。16歳以上の男性は拘束され、佐藤さんの父は民家にぎゅうぎゅう詰めに押し込まれ、騒ぐ者は容赦なく銃弾を浴びた。父は3日後に解放されたが、防空壕に収容された人々は窒息死した。遺体の服は中国人に持ち去られ、カチカチの遺体は川に山積にされた。犠牲者の総数は2千人とも3千人ともいわれる。 そんな中、妹が病死する」

・「終戦当時、満州在住の民間邦人は推定約155万人。うち引き揚げたのは127万人で、軍民合わせて約24万5千人が命を落とした。 戦後ソ連に強制連行された日本の将兵らは、約60万人。強制労働を課され、1割近い6万人以上が栄養失調や重労働により、極寒の地で死亡した。満蒙開拓団の総数は約27万人。多くがソ満国境に近い辺地にいた上、情報伝達も遅れたためソ連軍や匪賊に襲われた。伝染病や集団自決などを含め約8万人が亡くなった

 ①の評価については既述 → <26日露関係Ⅱ 387

 

② 残った人びとの状況 ~次回につづく

全リンク⇒1へ <29 日米関係  ⅹ 大東亜(太平洋)戦争  ■まとめと考察 ⑹ ヤルタ会談・ポツダム宣言<588589590591(追加版)・592(追加版)・593594595596597598599600601 (Ⅹ 大東亜戦争:完)

者:松永正紀  教育評論家 /h22年度 唐津市・玄海町:小中学校校長会長》

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