やおよろずの神々の棲む国でⅡ

〝世界に貢献する誇りある日本″の実現を願いつつ、生きること、ことば、子育て、政治・経済などについて考えつづけます。

【中学歴史教科書8社を比べる】590 29 日米関係 -155- ⅹ 大東亜(太平洋)戦争-63- ⑹ ヤルタ会談・ポツダム宣言<まとめと考察2/2>

2018年09月16日 | 中学歴史教科書8社を比べる(h28-令和2年度使用)

29 日米関係 -155-

ⅹ 大東亜(太平洋)戦争 1941-1945 -63-

⑹ ヤルタ会談・ポツダム宣言

 ※1 沖縄戦については既述 → <111112113114115116117118119120121122123124125126127128129

 ※2 原爆投下についても既述 → < 414415416417418419420421

■まとめと考察 2/2 ~まとめ表再掲~



 

1 「欧州の状況」の描き方

〇過不足なく描いてある。→ 〇 7社:学び社以外。

●「ドイツの降伏」を描いていない。 → △ 学び舎。 

※学び社…なぜ?

 

2 「ヤルタ会談」の描き方

〇「秘密協定」の内容をきちんと描いている。 → 〇 育鵬社、自由社、日本文教。

●「ヤルタ会談」を描いていない。 →  東京書籍、学び舎。

●「秘密協定」のうち、「日本の領土」について描いていない。 →  清水書院。

●「秘密協定」のうち、「樺太南部」について描いていない。 → △ 帝国書院、教育出版。

※「領土」の変遷については、全国民に教えておくべきことだろう。

 

3 「ポツダム宣言」の描き方

〇誰(どの国)が、どんなことを宣言したか、過不足なく描いている。 → 育鵬社、自由社、帝国書院、清水書院。

●「日本が、無視(黙殺)した」と、史実とは言えないことを 書いている。 →  教育出版、日本文教、学び舎。

※学び舎は、一見、「客観的史実」を描いているように読めるが、中学生は、《日本政府は検討していない》と誤解する可能性が大。わざわざ、言明したことを描くのなら、「公に言明しなかったこと」も描かなければ、史実は理解できない。要するに、表現が〝偏向″していると言える。

 

~次回、終戦(敗戦)の状況

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《著者:松永正紀  教育評論家 /h22年度 唐津市・玄海町:小中学校校長会長》

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