29 日米関係 -155-
ⅹ 大東亜(太平洋)戦争 1941-1945 -63-
⑹ ヤルタ会談・ポツダム宣言
※1 沖縄戦については既述 → <111・112・113・114・115・116・117・118・119・120・121・122・123・124・125・126・127・128・129>
※2 原爆投下についても既述 → < 414・415・416・417・418・419・420・421>
■まとめと考察 2/2 ~まとめ表再掲~
1 「欧州の状況」の描き方
〇過不足なく描いてある。→ 〇 7社:学び社以外。
●「ドイツの降伏」を描いていない。 → △ 学び舎。
※学び社…なぜ?
2 「ヤルタ会談」の描き方
〇「秘密協定」の内容をきちんと描いている。 → 〇 育鵬社、自由社、日本文教。
●「ヤルタ会談」を描いていない。 → ✖ 東京書籍、学び舎。
●「秘密協定」のうち、「日本の領土」について描いていない。 → ✖ 清水書院。
●「秘密協定」のうち、「樺太南部」について描いていない。 → △ 帝国書院、教育出版。
※「領土」の変遷については、全国民に教えておくべきことだろう。
3 「ポツダム宣言」の描き方
〇誰(どの国)が、どんなことを宣言したか、過不足なく描いている。 → 育鵬社、自由社、帝国書院、清水書院。
●「日本が、無視(黙殺)した」と、史実とは言えないことを 書いている。 → ✖ 教育出版、日本文教、学び舎。
※学び舎は、一見、「客観的史実」を描いているように読めるが、中学生は、《日本政府は検討していない》と誤解する可能性が大。わざわざ、言明したことを描くのなら、「公に言明しなかったこと」も描かなければ、史実は理解できない。要するに、表現が〝偏向″していると言える。
~次回、終戦(敗戦)の状況~
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《著者:松永正紀 教育評論家 /h22年度 唐津市・玄海町:小中学校校長会長》
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