やおよろずの神々の棲む国でⅡ

〝世界に貢献する誇りある日本″の実現を願いつつ、生きること、ことば、子育て、政治・経済などについて考えつづけます。

【中学歴史教科書8社を比べる】601 29 日米関係 -166- ⅹ 大東亜(太平洋)戦争-74- ⑺ 終戦時の状況<まとめと考察:日本と世界の全体的状況の描き方 2/2>

2018年10月15日 | 中学歴史教科書8社を比べる(h28-令和2年度使用)

29 日米関係 -166-

ⅹ 大東亜(太平洋)戦争 1941-1945 -74- ~完~

⑺ 終戦(敗戦)時の状況

※下記は既述している内容なので、この29項では再述・再評価はしません。

・沖縄戦 → <15現代の沖縄 111112113114115116117118119120121122123124125126127128129

・原爆投下 → < 28 核兵器・原子力   414415416417418419420421

・ポツダム宣言受諾とご聖断 → <11天皇 7980

・復員と引き揚げ(※朝鮮半島/ソ連関係) → <18日朝関係(戦後:前半)182183184185186187188189190>/<26日露関係Ⅱ 386387388389

 

■まとめと考察 ~⑶「日本と世界の全体的状況」の描き方について 2/2




 

1 「日本による大東亜戦争の世界史的意義」についての描き方

●大東亜戦争による、「植民地における欧米支配からの解放」の意義に言及している。 → 〇 育鵬社、自由社。

※ただ「結果としてそうなっただけ」ではない。「人種差別の撤廃」や「(真の)大東亜共栄圏の理想」の実現をめざしていた日本人がいたことは事実だ。(一部に、植民地帝国主主義者や、日本至上主義者・差別主義者がいたことも事実。)

●上記について、無視している。 →  6社:東京書籍、帝国書院、教育出版、日本文教、清水書院、学び舎。

※おおまかには、《「東京裁判史観」にしたがっている》と言えるだろう。(東京裁判(史観)については、このあと戦後の項でくわしくみていく。)

 

2 「第二次世界大戦の全体的姿」の描き方

●第二次世界大戦の全体的被害について言及している。 → 〇 5社:育鵬社、東京書籍、帝国書院、教育出版、日本文教。

●上記について書いていない。 → △ 自由社、清水書院、学び舎。

※日本国民に、最低限、《第二次世界大戦の人的被害・損失》は知らせるべき事柄だろう。日本史の教科書であっても。

 

 「台湾や、日本の占領地域の状況」の描き方

●《「シナ大陸」や朝鮮半島の状況》と、《台湾や、日本の占領地域の状況》はかなり違っていたのに、すべてを前者と同一に描いている。 →  帝国書院、清水書院。

※後者では、日本に感謝したり、《日本による、西欧の植民地支配からの解放》を喜んでいた人々もかなりいたとされているし、多くの証言もある。

 

~次回から、「戦後の日米関係の描き方」

全リンク⇒1へ <29 日米関係  ⅹ 大東亜(太平洋)戦争  ■まとめと考察 ⑹ ヤルタ会談・ポツダム宣言<588589590591(追加版)・592(追加版)・593594595596597598599600601 (Ⅹ 大東亜戦争:完)

者:松永正紀  教育評論家 /h22年度 唐津市・玄海町:小中学校校長会長》

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