前3回にわたって「学校の不登校への取り組み」について述べましたが、実はその方法は、より大きな《チーム編成による個別プロジェクト方式》の一部でした。
(佐賀県の)各小中学校には、教育計画を実行するためのそれぞれ独自の運営組織があり、全教職員について各自の役割(=校務分掌という)が定められています。その組織編成と役割は原則として少なくとも1年間は変わりません。したがって、私はそれを《固い組織》と . . . 本文を読む
■前2回の報告の補足
このごろの子どもの育ちを観ていると、《不登校問題》は続発していくでしょう。(本人の病的なもの以外の)不登校の真の解決は、家庭や学校にある原因をとりのぞくしかありません。
・家庭の原因…その家庭が自力で解決できるようなら、子どもが不登校になるような事態にはまずなりません。したがって、この場合は《学校がいかに効果的な支援ができるか》がポイント。その家庭を支援(指導)するため . . . 本文を読む
~前回の「実践報告(7月現在)」のつづき~
2 活動事例
(1) 平成○○年度・・・赴任初年度。昨年度からの継続(保健室登校)1名、新しい発生4名。全てチーム結成。年度終了時点で、完全不登校はいなかったが、断続不登校・保健室登校が2名。残り3名は解決。
【事例1】○○さんの生活改善
1:現象 略 2:チーム結成 6月13日 5名+民生委員1名 3:目標《遅刻をなくす . . . 本文を読む
義務教育の学校で子どもが学校に行きたがらないというのは、その子やその子の家庭にとっては学校の存在理由がないということ。だから、もし《日本国民の教育に責任を持つ》というならば、最重要で取り組むべきこと。
私は先月末までの9年間の校長時代そうしてきました。実際に先生方や家庭の協力のおかげで何度も不登校0を実現することができました。
そこで、まず、その「実践報告」を紹介し、次回に解説をします。
. . . 本文を読む
これまでの章 ~1言葉が生まれるとき 2言葉はなにを表しているか 3言葉を作っている材料はなにか ~
4章 言葉はどこにあるか
(1) 《ある(在る)》とはどういうことか?
宇宙にも地球上にも、《物(=物質)》と《物の変化》があるように見える。多くの人たちは《人がどう考えようと関係なく(=絶対的に)、物は在る(=存在する)。》と思っているようだ。
しかし、少しでもヒトの「感覚」や「知覚 . . . 本文を読む
■特別な文字
●数学で使われる記号
・アラビア数字など 0,1,2, 0.5・・・ ※「表意文字」である(ウィキペディア参照)。
・いろんな記号 +-×÷=≠∞<>⊂⊃・・・
※特別なわけ:現代のほとんどの言語の文字体系にとりいれられて使われており、読み(音声)は、個別言語ごとにちがっている。つまり、数字の意味は各言語に共通であるが、読み方は昔からそれぞれの個 . . . 本文を読む
●ローマ字 =「ro^mazi」「ro^ma-zi」「ro ma zi」「rohmazi」「roomazi」「romaji」… その2
※「小学校で教える訓令式ローマ字」の長母音記号は、やむをえず「o^」のように表します。
・「かな(仮名)」と同じ性質
ローマ字も表音文字なので、かなと同じように、ローマ字を使ってすべての日本語を書くことができる。
・ローマ字の使われ方
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●ローマ字 =「ro^mazi」「ro^ma-zi」「ro ma zi」「rohmazi」「roomazi」「romaji」…
※「gooブログライター」では、特殊な文字・記号が使えないようです。「小学校で教える訓令式ローマ字」の長母音記号(aiueoの各文字の真上に記号「^」が乗っているもの)については、今後はやむをえず上記「o^」のように表しますので、母音の右側の^を真上に読みか . . . 本文を読む
自己ディベートのテーマ:離婚後の養育費は強制的に払わせるべきか?
■母子家庭の状況
唐津市の50校ほどの小中学校の約1万2千人ほどの子どもたちのおよそ10~20%が、離婚などによる母子家庭や父子家庭、あるいは祖父母家庭などの子のようです。筆者の勤めた学校の例では、ほとんどが母子家庭。全国的にもそのような傾向でしょう。
地域の状況により割合は変わりますが、10年ほど前の、もっとも《田舎度》 . . . 本文を読む
これまで述べてきたこと(目次)…1.言葉が生まれるとき 2.言葉はなにを表しているか 3.言葉を作っている材料はなにか (1)声 (2)文字 ■現代(世界)の文字 ■現代日本語の文字 ●漢字 ●ひらがな
●カタカナ
・ひらがなと同じ性質・・・どちらも1200年ほど昔、日本人が漢字から作った表音文字。だから、ひらがなと同じように、カタカナを使ってすべての日本語を書くことができる。
※日本語 . . . 本文を読む
いよいよ「ひらがなの教え方」の最終回。
「かな(ひらがな・カタカナ)」は、ほとんどの文字・文字群が音声と1対1対応しているので、英語のスペル習得と比べるととても習得が簡単。
ただし、長音や助詞の一部に例外があるので、読み書きをまちがえることがある(既述)。(まちがえてもほぼ意味は通じる。)
「ぢ」「づ」も、連濁の場合に例外的に使われる。
● 《「じ・ぢ」「ず・づ」の使い分け》
・ 音声 . . . 本文を読む