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悴める指を焙れば沸騰す 三枝一睡

2016年12月08日 | 俳句
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三枝一睡
悴める指を焙れば沸騰す
これから寒くなると手足が悴むことが多くなる。そこで火元に近付けて手を焙る。ついつい近づけ過ぎてあっちっちとなる。手の中には血液が流れているからまるで沸騰した感を呈する。そう言えば熱さ寒さの極限は同感覚となるとか。それと昔はすぐに焚火が始まったが、今は防災の配慮か公園では火気厳禁となっている様だ。さて大学ラグビー他冬のスポーツが盛期を迎える。わが青春の沸騰する血潮はまだ残っているだろうか。俳誌「はるもにあ」(2016年3月号)所載。:やんま記

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