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正岡子規
蝸牛の頭もたげしにも似たり
病む布団から庭を眺めている自分。蝸牛(ででむし)が頭をもたげているのに似ているなあ。と、自嘲する。この病床六尺から眺める四季折々の風景が庭に凝縮されている。多くの友人の訪れにも癒やされる。でも自分は蝸牛である。蝸牛の身になればごくごく自然の定めで疑念など抱く事はあるまい。そう達観出来る日が来るだろうか。凡日これ幸せと思いたい。:山本健吉「定本・現代俳句」(2000年4月10日)所載。
<いらっしゃいませー俳句喫茶店・つぶやく堂ーどうぞお入りください>
正岡子規
蝸牛の頭もたげしにも似たり
病む布団から庭を眺めている自分。蝸牛(ででむし)が頭をもたげているのに似ているなあ。と、自嘲する。この病床六尺から眺める四季折々の風景が庭に凝縮されている。多くの友人の訪れにも癒やされる。でも自分は蝸牛である。蝸牛の身になればごくごく自然の定めで疑念など抱く事はあるまい。そう達観出来る日が来るだろうか。凡日これ幸せと思いたい。:山本健吉「定本・現代俳句」(2000年4月10日)所載。
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