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受験子の寒い寒いと言ひ小さし 今瀬剛一

2018年01月17日 | 俳句
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今瀬剛一
受験子の寒い寒いと言ひ小さし
この寒い季節に受験期がやって来る。昔は大学受験だけだった気がするが今や幼児の頃から大変らしい。そんな彼ら彼女らには寒いの暑いのなどと言っていられない。寝ても覚めても受験勉強である。何だか凍えた姿が縮まって小さく見える。青年よ大志を抱け!大志が無かった小生の哀れな末路の轍を踏むな。そう成りたくなければハイお勉強。「何時やるか・今でしょう!」今熱くならないでどうするの、とは言っても寒いものは寒い。:『日本の四季・旬の一句』講談社(2002年2月5日)所載。

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