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蜻蛉の顔は大かた眼玉かな 知足

2017年10月30日 | 俳句
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知足
蜻蛉の顔は大かた眼玉かな
言われてみればなるほどそうだ。残りの顔は口という事になろう。短い生存期間にはこれで十分だ。余計なことは耳にせず極楽とんぼを決め込んで楽勝というもの。またその眼は複眼なので捕まえるのに指をぐるぐる回して近づくと蜻蛉が目を眩ますと言う迷信があった。これを孫に教えたかったが男の子が出来なかったのでこの夢はついえた。蜻蛉は「勝ち虫」と考えられて刀の鍔に刻印されたらしい。知足は尾張の銘酒「玉の井」醸造の冨商で芭蕉のスポンサーの一人。一家あげての俳諧道楽に金を使った。:やんまの備忘禄より。

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