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再びは生れ来ぬ世か冬銀河:細見綾子

2020年11月05日 | 俳句
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再びは生れ来ぬ世か冬銀河:細見綾子
時々、生や死を思う事がある。宮沢賢治の銀河鉄道ではないがロマンを感じる事もあった。しかし段々と歳を負うに従って生への哀感が深まる様になって来た。再び生まれぬ事の無いたった一度きりの命とその人生。死は無となる事と覚える昨今である。冬は空気も澄んで銀河も良く見える季節だ。大宇宙の中の命の軌跡を思う。<オリオンの星選ばれて並びけり:やの字>:角川書店「合本・俳句歳時記」2019年3月28日所載。
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