​釣忍下げる正面決めかねて 牧野洋子​

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​釣忍下げる正面決めかねて　牧野洋子​
風が欲しい季節となった。風を強調して感じる為に風鈴を吊す事になった。いざ実行に移すとなると下げる位置とか模様の向きとかが難しい。場所は風の通り抜ける所に設定。あとは向き。この模様の正面は忍ぶの傾きは？。最後はエイヤッと決めとお終い。正面がどうであっても音は涼しい。＜釣忍心の隙に鳴り響き：やんま＞：牧野洋子「句集・蝶の横顔（2014年8月19号」所載。
＜つぶやく堂・俳句喫茶店＝どうぞお入りください＞​​