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毒消し飲むやわが詩多産の夏来る 草田男

2017年07月05日 | 俳句
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中村草田男
毒消し飲むやわが詩多産の夏来る
切れ切れに浮かぶ句材が如何にも一句にまとまらぬ。こうかなああかなと思う都度また句材の断片が浮かぶ。そこで毒消しを噛む。苦い。飲みこむ。こうでもないああでもないが急速回転してころんと一句が成立した!とあら不思議次から次へと断片が結合し詩になってゆく。この夏も俳句の大量生産になるだろう。私もサラリーマン時代、神経性慢性胃炎にはとことん付き合はされた。毒消し、正露丸には充分お世話になった口である。:備忘録。


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