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菜の花をさつと茹でたる腕かな 松山悠介

2018年03月29日 | 俳句
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松山悠介
菜の花をさつと茹でたる腕かな

菜の花がさっと茹で上げられた。その腕捌きの鮮やかさが如何にも旬の菜花と呼吸が合っている。きっとこの食卓も春の明るさに満ち溢れるであろう。家庭菜園や近くの河川敷でも菜の花が咲き初めている。当然蝶々にも出会える。初蝶である。紋白蝶紋黄蝶ともすでに出会った。蝶は一頭二頭と数えると言う。でもそう数えた人には生まれてこの方で会った事がない。さて菜花を前に晩酌とするか。:俳誌「はるもにあ」(2017年7月号)所載。

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