ゲルニカと祈りは共に長崎忌 松尾流雲

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松尾流雲
ゲルニカと祈りは共に長崎忌
ピカソ描くところの名作「ゲルニカ」。第二次世界大戦を背景に戦禍の混乱期を背景に制作された。時は今日本に原爆が落とされた長崎忌を迎えている。時間空間を今日に引きずって今はただその反省があるばかりである。人類は何と愚かな事をするものであろう、と嫌というほど学習をした。戦争、無差別大量殺戮は二度と起こすまいと誓った。さはさりながら今も地球の何処かで争い事が進行し絶えない。ちっぽけな我々個人が出来ることは只祈りがあるのみ。共に祈ろう。：俳誌『百鳥』（2018年11月号）所載。
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