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ほどいては腕組み直す浅き春:薄井逸走

2021年03月14日 | 俳句
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ほどいては腕組み直す浅き春:薄井逸走
腕組みをしている。ほどいては又組み直しているのは何かの思索に耽っているのだろう。この早春の事であるただでさえ春愁いの季節に何を悩んでいるのだろう。春は別れと出会いの季節である。惜別の念もあり明日を思い煩う事またあり。ところで小生の場合高級な憂いは無いので机の位置で悩んでいる。縦の物を横にするだけだが付属する本棚はじめ家具全体のバランスが崩れてしまうからだ。願わくば明るい明日であることを。<三叉路のどの道行かむ春浅し:やの字>読売新聞「読売俳壇」2021年3月8日所載。
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