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遊ぶ子の声を四方に春障子:久我渓霞

2021年03月15日 | 俳句
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遊ぶ子の声を四方に春障子:久我渓霞
障子から外の気配が伝わって来る。遊び回る子供達の甲高い声が四方から響いてくる。長く感じたこの冬も終わったなと安堵する。一病息災でもう少し生き長らえたらと欲張っている。一期の春を闊歩できたら有り難い。暮れに張り替えた障子の新しさも残って障子の光りもどことなく明るく感じられる。日本茶が美味しいのも今日を元気で過ごしている証拠だろう。<鳥の影右に左に春障子:やの字>読売新聞「読売俳壇」2021年3月8日所載。
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