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竹林の夜寒のみちの右ひだり:芥川龍之介

2020年11月10日 | 俳句
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竹林の夜寒のみちの右ひだり:芥川龍之介
夜中に竹林の道を歩いている。寒い。四方を竹に囲まれて右に左に道が分かれている。風も感じないのに竹どうしがぶつかり合ってパチンパチンと響いてくる。えいと覚悟を決めて左の道を進む。これで良かったのかどうかは死ぬまで分から無い。そうしてああしてこうなった今日がある。<天井の何かが軋む夜寒かな:やの字>:小島政二郎「久保田万太郎・俳句の天才」1997年7月20日所載。
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