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人ごゑを風ふきちぎる焚火かな:久保田万太郎

2020年11月09日 | 俳句
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人ごゑを風ふきちぎる焚火かな:久保田万太郎
風が吹いている中の焚火。この寒さの中に多くの人が集まってきた。当然会話が弾むのだがこの人の声も風に吹千切られてしまう。話の中のれ切れの単語を拾っては相づちが続けられる。時々はどっと笑い時々は黙が続く。ただ多くの都市部では焚火が禁止されていると承知している。小生も子供の頃の記憶にある焚火を懐かしむ一人である。<向こうの声に影が答える大焚火:やの字>:小島政二郎「久保田万太郎・俳句の天才」1997年7月20日所載。
<いらっしゃいませー俳句喫茶店・つぶやく堂ーどうぞお入りください>

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