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堀江善江
春暁の夢のつづきはなかりけり
春眠暁を覚えずと言う季節。とろとろと不思議な夢にやっと覚めた。でどうだと言っても夢はシャボン玉の様に弾けてもう続きは無い。夢の余韻に取り残されたまま暫し茫然と床の上に座す。厨には朝餉の仕度か日常の音が響いている。命短き人生のどのくらいの時間を夢で過ごすのだろうか。その夢は出来れば悪夢ではなく薔薇色の夢であって欲しい。:俳誌『春燈』(2017年6月号)所載。
堀江善江
春暁の夢のつづきはなかりけり
春眠暁を覚えずと言う季節。とろとろと不思議な夢にやっと覚めた。でどうだと言っても夢はシャボン玉の様に弾けてもう続きは無い。夢の余韻に取り残されたまま暫し茫然と床の上に座す。厨には朝餉の仕度か日常の音が響いている。命短き人生のどのくらいの時間を夢で過ごすのだろうか。その夢は出来れば悪夢ではなく薔薇色の夢であって欲しい。:俳誌『春燈』(2017年6月号)所載。
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