今日の出来事

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「和菓子のアン」を読んだ

2010-08-30 | 
「和菓子のアン」坂本司(光文社2010.4.25)

デパ地下の和菓子屋さんが舞台のちょっとした人情ミステリーの短編集です。
和菓子の老舗「みつ屋」の店員さんとお客の間に起こるささやかな問題は、
いつも和菓子がらみの薀蓄と一緒に、心温まる結末を迎えます。
大げさな事件も、ましてや殺人なんかも全然起こらないのですが、
登場人物の性格がユニークなせいもあってか、
ついつい読み進めてしまいました。これはお勧めです。
店員目線のデパート内裏話的な麺も興味深いです。
5話収録で、私は3話目の「萩と牡丹」が好きです。
アンの内言である「ツッコミ」もノってます。

語り手・梅本杏子(アン)18歳のバイト。ちょっおデブで、レンアイなんかハナから諦めてる女の子。下町気質で情にもろいところもある。

店長・椿はるか。黒制服の似合う有能な大人の女性。「賭け事」に目がなく、目下株に熱中。かなり乱暴な言動あり。年齢不詳。

菓子職人志望のバイト・立花草太郎。表参道のオープンカフェのギャルソンが似合いそうな容姿ながら、心は乙女で感激屋の変人。和菓子の知識・店員としての技能は完璧。

キャスティングもしてみました。
順に、柳沢可奈子・江角マキコ・速水もこみち でどうでしょう?


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