今日の出来事

どこへでも風の吹くままに。 http://www.geocities.jp/syanagio/index.html

ジワジワくる〇〇

2011-11-08 | 
正確には「ジワジワ来る〇〇 思わず二度見しちゃう面白画像集」です。 ネットで評判になっている、ベストセラー(?)本。 この画像も、ネットで拾ったものですが、タイトルは、 「カメラ向けると絶対に調子に乗ったヤツが1人はいるので困る」 これ、説明はいりません。 こんな感じの画像が山ほどあるのですが、 なかでも、 「絶対そう言ってるとしか思えない写真」シリーズが笑えます。 こちらのタイトルは . . . 本文を読む

「短劇」を読んだ

2011-01-30 | 
「短劇」坂木司 光文社 (2008/12/17) 26の掌編からなる短篇集です。 坂木司=いい感じ という枠からは逸脱して、 結構不気味だったり、意地悪だったりする作品が多いです。 (中には、いまいち、というのも) 個人的には「ビル業務」「物件案内」が好きです。 どちらも案外ほんわか系で、 この作品集の中では、いわゆる「坂木司」的と言えると思います。 毒を期待する向きや、ミステリを期待する向 . . . 本文を読む

「嫌消費」世代、言い得て妙

2011-01-22 | 
「収入が十分あっても消費しない」傾向を「嫌消費」というそうな。 1980年代前半生まれのバブル後世代に顕著だそうだ。 『児童期のイジメ体験、勤労観の混乱や就職氷河期体験によって 植え付けられた「劣等感」があり、 買って後悔すること、将来の負担になるリスクは回避しようとする。』 (「嫌消費」世代 経済を揺るがす「欲しがらない」若者たち   :「週刊ダイヤモンド」2009年12月26日号より要約引 . . . 本文を読む

「禁断のパンダ」を読んだ

2011-01-19 | 
「禁断のパンダ」拓未司:宝島社 (2008/1/11)  第6回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作で、グルメ物の本格ミステリという触れ込み。「和菓子のアン」の坂木司と同じ「司」だし(←全然関係ないか)、読んでみようかなと手に取りました。  ・・・・・後味が悪い。確かに洋食の天才シェフや、若手の料理人がメインに登場し、(多分美味しいだろうと思われる)料理の描写が緻密なので、「グルメ」かも . . . 本文を読む

「謎解きはディナーのあとで 」を読んだ

2011-01-04 | 
「謎解きはディナーのあとで」東川篤哉 小学館 (2010/9/2) 「失礼ながら、お嬢様の目は節穴でございますか?」という帯に惹かれて購入。 大富豪令嬢であることを隠している刑事・宝生麗子が、 富豪の御曹司であることを鼻にかけるエリート警部ともに巻き込まれる事件を、 令嬢の執事・影山が毒舌と共に見事解決する、 という「安楽椅子探偵物」です。 主要人物3人の掛け合いが面白い。 いわゆる「残念な . . . 本文を読む

「図解相対性理論がみるみるわかる本愛蔵版」佐藤勝彦

2010-10-21 | 
「図解相対性理論がみるみるわかる本愛蔵版」佐藤勝彦・PHP研究所(500円) 表紙に「文科系のヒトでも読んで面白い」とあったので、読んでみました。おもしろいです。 相対性理論が発表されたのは、1905年だそうです。 もう100年も前なんですね。 相対性理論には、絶対・一般の二つがあること。 量子論と相対性理論を合体させたものが量子重力理論であること。 人類の宇宙観の変遷。 どれも、名前や概要 . . . 本文を読む

「和菓子のアン」を読んだ

2010-08-30 | 
「和菓子のアン」坂本司(光文社2010.4.25) デパ地下の和菓子屋さんが舞台のちょっとした人情ミステリーの短編集です。 和菓子の老舗「みつ屋」の店員さんとお客の間に起こるささやかな問題は、 いつも和菓子がらみの薀蓄と一緒に、心温まる結末を迎えます。 大げさな事件も、ましてや殺人なんかも全然起こらないのですが、 登場人物の性格がユニークなせいもあってか、 ついつい読み進めてしまいました。これは . . . 本文を読む

J・P・ホーガン 逝去

2010-07-16 | 
えーーーーっ!! 本当に驚きました。 あのホーガンが亡くなったとは。 J・P・ホーガンは、科学の知識を根底に置いた楽観的なハードSFの名手。 「星を継ぐもの」3部作は、ミッシング・リングをテーマにしたシリーズです。 それまでにちりばめられていた伏線が見事に収束し、 一気に大団円へとなだれ込む終盤の見事さ。 知的興奮とは、このことです。 「星を継ぐもの」は別格として、一番好きなのは「終局のエニグマ」 . . . 本文を読む

「ぬばたま」あさのあつこ

2010-01-11 | 
「ぬばたま」 あさのあつこ 新潮社 (2008/01)  「バッテリー」のあさのあつこの大人向け幻想作品です。山の持つ魔力に取り付かれた男女の紡ぎだす物語が4編、語り手による締めまで、緊密に組み立てられた物語世界は見事です。ホラーと見ることもできますが、少し違うような気がします。失意の末、山に分け入り狼となった男の物語では、「山月記」「高野聖」風の色合いが濃く、むせ返るような生命力に満ちた山奥 . . . 本文を読む