3月25日の能登半島地震に遭遇しました。こんなことが起こるとは、夢にも思いませんでした。
この日は下の娘の引越しでした。まず自宅から金沢に行き、上の娘を拾って目的地の富山へ。連れ合いは仕事の都合で、午後からJRで富山入りの予定でした。武生を8時出発のハズがかなりずれ込んで、北陸自動車道にのったのは9時ごろでしょうか。途中休憩なしで快調にドライブ、金沢西インターで降りた後、市内を横切って、娘のアパートに着いたのが10時半ごろ。娘が開口一番、
「大丈夫だった?」
「何が?」
「地震。電話、全然つながらなくって。」
「地震?なにそれ?」
何言ってるのということで、ついているTVを見れば、地震速報が流れているではないですか。高速道路上では特に変化も感じられず、平常通りのようだったのに、いつの間にそんなことが・・・。
「花瓶は倒れるし、小物はばらばら落ちるし、冷蔵庫も動いちゃって、直すの重かったんだよ~。」
それはご苦労様。無事で何より。
でも、とにかく昼までに富山に行かないと、午後には家具が届き始めます。森本インターからなら30分で富山西インターに着くし、そこから杉谷キャンパス近くのアパートまではたった5分です。(つまりすごい田舎。)とりあえず、出発です。ここから森本インターまでは10分もかからないから、12時前にはらくらく到着ね、と部屋を出たのが10時40分すぎ。
ところが、高速道路が通行止めなんです。えーー。一般道で行くんですか?全然知らない町なのに・・。今回ほど、ナビの恩恵に与ったことはありません。行く先々で警戒中の消防車にであいました。やはり、地震と関係があるのでしょうか。携帯電話はほとんど不通状態でした。武生の実家に電話がつながったのが11時ごろ。とりあえず無事の連絡をしました。
連れ合いと連絡が取れたのは12時ごろ。13時過ぎの特急で富山に向かうはずが、地震直後からJRは運行を見合わせているというのです。もしかしたら、もう行けないかも・・・って、ホテルの予約はどうするのさ。その後、地震発生以降停車していた特急が13時過ぎに出るらしいので、とにかく、それに乗る、という連絡があって2時間。
「今列車の中。時速40kmの低速走行で、自動車に追い抜かれてる。いつ付くか分からん。」
「金沢に着いたけど、富山方面は運行中止で、どうなるか分からん。迎えに来て~。」
でも高速は通れないし、荷物はまだ届いてないし、金沢まで戻ってる時間はないよ?
「あ、各駅停車が出るらしいから、それに乗る。」
金沢からなら富山はそう遠くないし、何とかなるでしょう、と思ったのが甘かった。
「時速15kmで低速走行してる。駅ごとの長時間止まってて、いつ着くか分からない~。」
時折連絡が入ります。結局、連れ合いは宿泊する砺波のホテルに直接向かうことにしました。18時、私たちはホテルに到着したものの、列車はまだ石川・富山の県境付近。高岡駅まで出迎えに行ったものの、時間の見込みが全くつかない状態なので、一つ前の福岡駅まで迎えに行きました。結局連れ合いを拾ってホテルに戻った頃は20時になっていました。
JRの列車の中は、一種の連帯感が生まれていたらしいです。特急列車なのに、普通の各駅停車、車内販売はありますがほぼ売り切れです、といった非常に珍しい状態だったとか。中でも踏み切り通過時が面白かったそうです。通常のスピードを想定して遮断機は下りるので、待っている車にしてみれば、いつまでたっても列車が来ない。やっと来たと思ったら時速15kmという超低速走行で特急が走ってる。(しかも「普通」とか掲示してある特急。)当然、とんでもない渋滞になってしまうわけで、車中からでもドライバーの驚く表情がバッチリ見えたそうです。へええ。まあ、7時間以上も列車に乗っていたわけですから、いろんなことがあったのでしょう。家族が全員落ち合っての夕食は、本当に美味しかったです。
翌朝(つまり今朝)も余震があって驚きました。震度4でも余震なんですね。報道される地震被害の様子は予想を越えていました。被災地ではこれからが大変でしょう。一日も早く復旧するといいですね。私たちも一生の思い出に残る引越しとなりました。
この日は下の娘の引越しでした。まず自宅から金沢に行き、上の娘を拾って目的地の富山へ。連れ合いは仕事の都合で、午後からJRで富山入りの予定でした。武生を8時出発のハズがかなりずれ込んで、北陸自動車道にのったのは9時ごろでしょうか。途中休憩なしで快調にドライブ、金沢西インターで降りた後、市内を横切って、娘のアパートに着いたのが10時半ごろ。娘が開口一番、
「大丈夫だった?」
「何が?」
「地震。電話、全然つながらなくって。」
「地震?なにそれ?」
何言ってるのということで、ついているTVを見れば、地震速報が流れているではないですか。高速道路上では特に変化も感じられず、平常通りのようだったのに、いつの間にそんなことが・・・。
「花瓶は倒れるし、小物はばらばら落ちるし、冷蔵庫も動いちゃって、直すの重かったんだよ~。」
それはご苦労様。無事で何より。
でも、とにかく昼までに富山に行かないと、午後には家具が届き始めます。森本インターからなら30分で富山西インターに着くし、そこから杉谷キャンパス近くのアパートまではたった5分です。(つまりすごい田舎。)とりあえず、出発です。ここから森本インターまでは10分もかからないから、12時前にはらくらく到着ね、と部屋を出たのが10時40分すぎ。
ところが、高速道路が通行止めなんです。えーー。一般道で行くんですか?全然知らない町なのに・・。今回ほど、ナビの恩恵に与ったことはありません。行く先々で警戒中の消防車にであいました。やはり、地震と関係があるのでしょうか。携帯電話はほとんど不通状態でした。武生の実家に電話がつながったのが11時ごろ。とりあえず無事の連絡をしました。
連れ合いと連絡が取れたのは12時ごろ。13時過ぎの特急で富山に向かうはずが、地震直後からJRは運行を見合わせているというのです。もしかしたら、もう行けないかも・・・って、ホテルの予約はどうするのさ。その後、地震発生以降停車していた特急が13時過ぎに出るらしいので、とにかく、それに乗る、という連絡があって2時間。
「今列車の中。時速40kmの低速走行で、自動車に追い抜かれてる。いつ付くか分からん。」
「金沢に着いたけど、富山方面は運行中止で、どうなるか分からん。迎えに来て~。」
でも高速は通れないし、荷物はまだ届いてないし、金沢まで戻ってる時間はないよ?
「あ、各駅停車が出るらしいから、それに乗る。」
金沢からなら富山はそう遠くないし、何とかなるでしょう、と思ったのが甘かった。
「時速15kmで低速走行してる。駅ごとの長時間止まってて、いつ着くか分からない~。」
時折連絡が入ります。結局、連れ合いは宿泊する砺波のホテルに直接向かうことにしました。18時、私たちはホテルに到着したものの、列車はまだ石川・富山の県境付近。高岡駅まで出迎えに行ったものの、時間の見込みが全くつかない状態なので、一つ前の福岡駅まで迎えに行きました。結局連れ合いを拾ってホテルに戻った頃は20時になっていました。
JRの列車の中は、一種の連帯感が生まれていたらしいです。特急列車なのに、普通の各駅停車、車内販売はありますがほぼ売り切れです、といった非常に珍しい状態だったとか。中でも踏み切り通過時が面白かったそうです。通常のスピードを想定して遮断機は下りるので、待っている車にしてみれば、いつまでたっても列車が来ない。やっと来たと思ったら時速15kmという超低速走行で特急が走ってる。(しかも「普通」とか掲示してある特急。)当然、とんでもない渋滞になってしまうわけで、車中からでもドライバーの驚く表情がバッチリ見えたそうです。へええ。まあ、7時間以上も列車に乗っていたわけですから、いろんなことがあったのでしょう。家族が全員落ち合っての夕食は、本当に美味しかったです。
翌朝(つまり今朝)も余震があって驚きました。震度4でも余震なんですね。報道される地震被害の様子は予想を越えていました。被災地ではこれからが大変でしょう。一日も早く復旧するといいですね。私たちも一生の思い出に残る引越しとなりました。
もともと、地震とはあまり縁のない地域と聞きましたが、
震度6強という強震ながらも 人的被害が少なくて済んだのは
柱の太さ故だそうで、うちなど一溜まりもないね..と娘が
言っておりました。
能登に、お知り合いなどいらっしゃいませんでしたか?
カーナビって、普段は五月蠅くても こういう時には
ありがたいものなんですね。
なにはともあれ、新生活の準備も整ったご様子。
素敵な大学生活になります様に。
こちらには、初めての書き込みです。
時々、ROMさせていただいてました。
どうぞよろしくお願いします。
お怪我もなくご家族が全員落ち合えたとのこと
大変だったとはいえ、本当によかったですね。
とはいえ、お疲れ様でした。
何もお引越しの日に地震が起きなくても・・・
地震はいつくるかわからないということですね。
私は東海地震が関係ありそうな土地に住んでいますので
気をつけたいと思います。
紆余曲折あったようですが、無事に引越し完了した様でよかったです。
今回の地震を教訓に、防災グッズを一通り揃えました(遅いですよね)
北陸は雪国なので、やはり、柱が太いのかもしれません。
mayumiさんの所は雪がないから、冬が快適そうですね。
でも、もうすぐ、夫婦二人きりになるのは、ちょっと寂しい。
文楽さん、ようこそ。
東海地震は、出来れば生きているうちには
来てほしくないものです。
甚大な被害が予想されますし。
お気をつけて・・・。
と言っても、防ぎようがないのが天災ですね・・・。
まこさん、
被災地にお知り合いとかいらっしゃるのでは?
今日は、職場に、
災害ボランティアの募集が来ていました。
でも、防災グッズ、やはりあったほうが安心ですね。
思いがけず印象深い引越しになりました・・。