今日の出来事

どこへでも風の吹くままに。 http://www.geocities.jp/syanagio/index.html

鞍馬から貴船へ②

2010-07-23 | 
鞍馬の駅からしばらく行くと仁王門があります。
ここから鞍馬寺に入山します。
九十九折の山道を辿って金堂に登る方法と、
ケーブルを使って多宝塔経由で金堂に至る道と。
今回は時間節約(体力節約?)のため、ケーブルに乗りました。
乗車券は蓮の花びらの形をしており、(多分)仏の御言葉が書かれています。
 「大地を踏みしめて立つ力づよさを」
このチケット、正確には「乗車券」ではなく、
「鞍馬山維持の協力金の御礼としてケーブルを利用できる券」なのです。
そうなのか~。

鞍馬字の諸堂には「羅網(らもう)」という美しい飾りがかかっています。
説明によると以下のとおり。
「この世界の森羅万象は、決してひとつ、ひとりで存在することはできません。
すべてが網の目のように互いに関わり合い響き合うことによって存在し、その中でこそ個としての尊さ、重さを持つという真理を、網羅は形で表しているのです。」
薄明かりの中、きらきらと光る羅網は、
確かに、極楽の理(ことわり)の具現化のように見えました。


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