政治の季節【稗史(はいし)倭人伝】

稗史とは通俗的な歴史書等をいいます。
現在進行形の歴史を低い視点から見つめます。

新総合経済対策?新総選挙対策と言い直せ!

2008-10-31 06:59:26 | 麻生太郎
ここまで舐められて国民はまだ麻生を野放しにしておくのか。
好き放題に国民の金で票を買い、三年後にはしっかり利息をつけて返して貰うとか。
勝手に金を貸しておいて、取り立ては厳しく。ヤミ金以上のあくどさだ。
”百年に一度の経済危機”と麻生はいい加減なことを言って国民を脅し続けている。
大恐慌は1929年。それからほぼ80年。100年に一度ということは大恐慌以上の大不況ということになる。
もともとはグリーンスパンが”大恐慌以来の”といったのをちゃっかり拝借したものだが、麻生の曲がった口を通したら”大恐慌に匹敵する”になり、今度はそれが”100年に一度”となってとうとう大恐慌を越えてしまった。

首相、3年後消費税率上げを明言 解散は当面見送り (ashi.com 10/30)

首相は一方、当面は景気対策を最優先して取り組む姿勢を強調。現在の経済状況について「100年に1度の、金融災害とでも言うべき米国発の暴風雨」との認識を示した。


だから解散などしてる場合ではない、というのが麻生の言い分である。
”大変だ、大変だ”と国民を脅かして延命を図る汚いやり口だ。

さてこんな時頼りにしなくちゃいけないのが与謝野経済・財政相だが、こいつがまたまるでやる気がない役立たず。
リーマンブラザースの破綻を、「蜂の一刺し程度」とうそぶく脳天気振り。
「埋蔵金なんてものはない」と言っていたのも嘘だった。
まったく先の読めないこんな男の言うことを誰が信用するか。
すると、今度の経済対策を作ったのはだれなんだ?
麻生や中川財務大臣にはまとめられないだろう。
役人任せか。
中身は総選挙向けの大規模バラマキだが、これはもうみんなが言っていることなので、触れないでおく。

 「日本経済は全治3年」と主張する首相は「経済状況が好転した後に、財政規律や安心な社会保障のため、消費税を含む税制抜本改革を速やかに開始する」と表明。「大胆な行政改革を行った後、経済状況を見た上で3年後に消費税の引き上げをお願いしたい」と述べた。将来の財源を明確にすることで政権政党として民主党との違いをアピールするとともに、2兆円規模の定額給付金など新総合経済対策に対するバラマキ批判を封じる狙いがあるとみられる

「日本経済は全治3年」などと、いっぱしの経済通気取りで根拠のないホラをふいていたが、”3年後に消費税を上げる”、とまた3年を持ち出してきた。
「大胆な行政改革を行った後、経済状況を見た上で3年後に消費税の引き上げをお願いしたい」
前提となる”大胆な行政改革”についてはやる気がないのは全国民が知っている。
万が一、3年後麻生が総理でいたとすれば、”3年たった。約束通り消費税を上げる”と行政改革はとぼけてお終いだ。

ヤミ金の取り立ては怖いぞ!


(テレビの会見では、選挙期間中でも政府は存在しているんだからまったく政治空白になるわけではない、と唯一ここだけはまともなことを言っていた。もしかすると解散・総選挙の目も残したか?)




暫定税率廃止!天下り禁止!議員世襲禁止!


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