政治の季節【稗史(はいし)倭人伝】

稗史とは通俗的な歴史書等をいいます。
現在進行形の歴史を低い視点から見つめます。

無能中曽根外相VS週刊朝日

2008-10-24 11:47:26 | 自民党
やっぱり週刊朝日の方が正しかった?
外務省は週刊朝日に抗議したものの……。

外務省が週刊朝日に異例の抗議、訂正求める (msn産経ニュース 10/22)

外務省幹部が「中曽根(弘文)外相ほど無能な大臣も珍しい」と述べたとある点についても、「幹部が上杉氏の取材を受けた事実は確認されず、信憑(しんぴよう)性は疑問だ。記事を掲載した週刊朝日の責任は重大だ」と語った。


「中曽根(弘文)外相ほど無能な大臣も珍しい」
外務省の抗議は、外務省幹部が取材をうけてしゃべった、という事実はないという点にあり、中身の信憑性つまり中曽根外相が無能か、珍しいほど無能なのか、という点にはふれていない。
これに触れれば、中曽根が無能ではないと言うことを証明しなければならなくなる。

その中曽根が早速やってくれた。
参院外交委:安保不慣れな中曽根外相 「お粗末」答弁で紛糾 (毎日jp 10/24)

22日の参院外交防衛委員会で実質審議入りした新テロ対策特措法改正案は、「文教族」で安全保障に不慣れな中曽根弘文外相の憲法解釈に関する答弁をめぐって紛糾した。

 発端は現在の米軍などのアフガニスタン掃討作戦(OEF)について。外相が当初「武力行使に当たらない」と明言し、審議が中断した。同作戦はアフガン政府が多国籍軍に治安維持を依頼した形で、国際法上は武力行使ではないが、憲法で言う武力行使は制約が多く、政府は「慎重な検討が必要」(外務省)と断定を避けてきた経緯があるからだ。

 この区別を省略した答弁に、犬塚直史氏(民主)が「(憲法の)武力行使でないなら、自衛隊をアフガン本土に出せるのか」と追及。あわてた政府は「憲法では武力行使に当たりうる」(河村建夫官房長官)などと釈明に追われた。【松尾良】


安全保障と憲法問題は我が国外交の基本中の基本。
ましてアフガンは新テロ特措法延長を審議している外交委員会の中心テーマである。
まあ、わたしも記事を読んだ限りでは問題の所在がよくは分からないが、こちらは素人。外務大臣とは立場が違う。
しかし、見出しにあるように”安保不慣れな”奴を外務大臣に据えた麻生は何を考えていたのやら。
確か適材適所というようなことを言っていたようだが、こういうことを言うのか?

”珍しいほど無能な外務大臣”という朝日の記事を早速自ら証明した中曽根。
無能揃いの麻生内閣ではじっとしていれば目立たなかったのに、なまじ週刊誌に抗議などしたために無能が際だってしまった。





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