遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

木曾川堤の桜

2021-03-26 16:26:52 | 日記

令和3年3月26日(金)

木曽川堤の桜

連日の陽気に誘われる様に、この地方の桜も

そろそろ見頃を迎えたようで、、、、

「労災病院前の桜が満開になった様ですヨ、」

そう言えば、名古屋港もぼちぼちかなあ、、?」

地下鉄名古屋港駅付近

 

娘から電話があり、「土曜日にそちらへ行きます」

子供等の受験も終り、春休みとなったようで、、、

「此方(木曽川堤)の桜は既に満開ですよ、」とも。

愛知県一宮市北方町の木曽川堤はこの地の「桜の名所」

として知られる。

娘家族は、北方町に住んで居り、訪れるときは

木曽川堤駅(無人駅)

 

名鉄線「岐阜行き」に乗り、「木曽川堤駅」で下車、

木曽川の堤防沿いを歩いて15分程、「一宮タワー」

方向へ、(この場所では数年前から「全国高校駅伝」

愛知県予選が行われる様になった。)

木曽川堤駅舎を出ると直ぐ目の前に川の堤防が在り、

桜並木が出迎えてくれる。

此処の桜は明治18年に植えられ、樹齢100を超え

る古木も多いとのこと。

満開の桜並木の下を車が行き来する中、堤防を散策、

ヒカンザクラ、シダレザクラ、ソメイヨシノ、ヤマザ

クラ等のトンネルを通り抜ける、、、、、

「きっと、コロナを忘れて気分も晴れ晴れ、、、」

堤防沿いをゆっくり歩き、、JRの高架下辺りには、

毎年「土筆」が群生して居り、カミさんが喜びそうだ。

明日は、受験を終えた孫娘が訪れる、(長男は部活で

来れないようだが、受験を控え夏には引退予定とか、、

次は大学受験が、、また受験か、大変だ、、

娘等と、久しぶりに昼食を伴にしようか、、、、、

 

今日の1句

桜見よコロナ忘るる日和かな    ヤギ爺


春の小川

2021-03-25 16:01:43 | 日記

令和3年3月25日(木)

春の小川 

長い冬から解放されて伸びやかに流れる川、

地方によっては雪解けの水が滔滔と音を立てて流れる

のも、如何にも春らしい感じがするものである。

水の音から春は来るとさえ思え、冬の終りを告げる

希望と喜びの音とも受け取れる。

春の川とは、待ちに待った季節の移り変わりが顕著に

現れるもにのである。

岸に膨らむ猫柳、芽柳などが川面に映え、いよいよ春

の到来である。

 

シンガーソングライターで作家の合田道人さんの著書

「童謡の風景」に、春の小川の歌詞・解説が在った。

春の小川

作詞 : 高野 辰之、作曲 : 岡野真一

戦後の歌詞

1)春の小川は さらさら行くよ

  岸のすみれや れんげの花に

  すがたやさしく 色うつくしく 

  咲けよ咲けよと ささやきながら

2)春の小川は さらさら行くよ

  えびやめだかや 小ぶなのむれに

  今日も一日 ひなたで泳ぎ

  あそべあそべと ささやきながら

戦前の歌詞

1)春の小川は さらさら流る

  岸のすみれや れんげの花に 

  のおいめでたく 色うつくしく

  咲けよ咲けよと ささやく如し

2)春の小川は さらさら流る

  えびやめだかや 小ぶなのむれに

  今日も一日 ひなたに出でて

  あそべあそべと ささやく如し

3)春の小川は さらさら流る

  歌の上手は いとしき子ども

  声をそろえて 小川の歌を

  歌え歌えと ささやく如し

詩の解説

東京五輪で消えた情緒。私が住む東京都渋谷区代々木

にこの歌の碑が建てられている。

春の小川の歌碑(代々木八幡駅付近)

 

碑には、こう歌詞が刻まれている。

「春の小川はさらさら流る」え、確か私は「さらさら

行くよ、、、」と学校で教わったはずだが。

そう、現在は「行くよ」なのだが。1912年(大正

元年)、この歌が初めて教科書に載った時には「流る」

として発表されていたのである。 然し、文語体だった

唱歌を戦時中に日常会話に書き直すという事になり、

「流る」は「行くよ」に変わった。

今では都会のど真ん中ともいえるこの場所に。その当時

には実際に「河骨川」という小川が流れていた。

だが、今ここに川は存在しない。小川は何処へ行ったの

か?  代々木と言えば、1964年(昭和39年)に

開かれた東京オリンピックの競技場が在った場所。

此処に選手村が建設されることになった。

川は地下水路にされ、「春の小川」は姿を消していった

のだった。 河骨川は渋谷の田園地帯を流れた宇田川の

支流であった。 東京オリンピック開催のため区画整理

のために、埋め立てられた。

小田急線の「代々木八幡駅」の近くに、「春の小川」の

歌碑がある。(合田道人著:童謡の風景より)

 

先の東京オリンピック(昭和39年)開催の頃に、私

(ヤギ爺)は、下北沢の寮に住んで居た。私の友人が

代々木八幡駅近くのアパートに住んで居り、よく此処

を訪ねた。

この場所から代々木の競技場が見渡せ、休日には其処

まで散歩し、渋谷の街へ出かけた、、、

5年ほど前、東京を訪れ、新宿から小田急線に乗り、

代々木八幡、下北沢を訪ねたが何処にも当時の痕跡は

見当たらない、、、、、

代々木八幡駅付近(昔は木造の、、、)

 

今日の1句(俳人の名句)

春の川きらりきらりと失念す   夏井いつき


しゃぼん玉

2021-03-24 16:09:06 | 日記

令和3年3月24日(水)

しゃぼん玉 : 石鹸玉

石鹸を溶かした水を細い麦藁等の管の端に付けて吹くと、

美しい五色の球がいくつも飛び出す。

しゃぼん玉は、俳句では春の季語となる。

16世紀に伝わり、1667年(延宝5年)頃、初めて

江戸の町に「シャボン玉屋」が行商して流行したとある。

この頃には、無患子(むくろじ)の実を煎じた液を用いた

が、明治以降になり石鹸に取って代わられた。

シャボン玉は子供の遊びで、長閑な春らしい景物である。

シャボン玉は、シャボン膜から生成された球体であり、

空気中で作られる泡である。

石鹸を意味する語源は、16世紀頃のスペイン語の、

Xabon(シャボン)に由来する。

しゃぼん玉の作り方は、口でストローから吹く方法や、

針金で作った枠にシャボン液を貼り、その枠を動かす事で

大きなシャボン玉を作る事が出来る。(その枠に毛糸等を

巻きつけ、シャボン液を多く染み込ませて、大きなシャボ

ン玉を作る事が出来るそうだ)

また、機械(バブルガン)に充填した液を、ハンドルを

すことにより、沢山のシャボン玉を連続で飛び出させる。

最近では、巨大なシャボン玉を作り、その中に人が入り

ショーで見せる事もある様だ。

玩具で、電動のシャボン玉製造機等も売られている。

電動のシャボン玉マシーン

 

愛知県下の小中学校や幼稚園では明日(3月25日)から

春休み(3月25日~4月6日迄)となる。

近くの幼稚園では午前10時過ぎに、親に手を引かれた

園児等が下の公園にやって来た、、、

遊具で遊ぶ子等の中に、シャボン玉を手にした子が居り、

次々、空に向かって五色に輝く玉を吹き出した。

シャボンを追っかける子等が暫しハシャギ廻る、、、、

 

今日の1句

しゃぼん玉壊れ行く迄追って行き   ヤギ爺

ヤギ爺


名古屋港の桜

2021-03-23 16:28:21 | 日記

令和3年3月23日(火)

名古屋港の桜

九州の福岡管区気象台は22日、福岡市中央区に在る桜

(ソメイヨシノ)の標本木が満開になったと発表した。

全国で最も早く、1953年の観測開始以来、2013年

に並ぶ最も早い記録となった。例年より10日早い。

亦、気象庁は昨日(22日)午後、東京の靖国神社に在る

(ソメイヨシノ)の標本木が満開になったと発表した。

観測統計(1953年)以来、2013年に並ぶ早さ。

(最も早かったのは、2002年3月12日)

 

各地で早々と、開花宣言、満開のニュースが連日流されるが、

名古屋市では、3月17日に開花宣言が出され(平年より

9日早い)、満開の予想は3月26日となっている。

早速、名古屋港へ桜の開花状況を見に行った、、、、

地下鉄名古屋港駅前の桜並木は、ちらほら先始めた様である。

その足で、名古屋港無料休憩所へ行ってみると未だ蕾固く、

ジックリ探すと、やっと1,2輪、開花したのを見つけた。

其処からポートビル迄続く、桜並木は殆どが蕾で、所々に

綻び始めた赤い蕾がある。 未だ満開には程遠い様だ、、、

帰路、小学校の方へ足を進めると、校庭裏側の角地の桜が

一本だけ、遠目には満開が近く、近づくと5,6部咲きで、

満開が近い。  この場所は一日中日当たりが良い様で、

日溜まりの中、桜が心地よさそうであった、、、、、、。

この辺りの満開は、やはり例年通りの4月初旬(入学式)

の頃の様である。

 

今日の1句

桜咲く日溜まりばかり選りすぐり   ヤギ爺


すみれ咲く

2021-03-22 16:39:39 | 日記

令和3年3月22日(月)

菫 : すみれ、相撲取草

スミレ科スミレ属の多年草、東アジアの温帯に分布

日本では日当たりの良い山野に約50種類が自生する。

4,5月頃に咲き、早いものは3月初め頃から花をつける。

別名を「相撲取草」というのは、鉤(かぎ)状に付いた花を

子等が互いにひっかけて遊んだ事からこう呼ばれた。

亦、三色すみれはヨーロッパ原産の園芸品種である。

スミレの花の名は、花を横から見ると大工道具の墨壺に似て

いることから来た名前と言われる。

山道の片隅にひっそりと咲く様は、可憐で慎ましい。

菫には種類が多いが、一般的には濃紫色の菫、小すみれ、

小形で花の色の濃い姫すみれ等がある。

他に、花の側弁や唇弁に紫の筋の張った有明すみれ、淡紅色

の叡山すみれは葉が深く裂けている。

やや湿った所に咲く白すみれや、蓼に似ている白蓼すみれ等

がある。

日本海側の砂浜に群生する磯すみれは可憐で小さな花が咲く。

先日卒業式の在った、小学校の校庭の裏側に花壇が在る。

日溜まりに紫色の小さな花が一斉に咲き出した。

たぶん、卒業生等が植えて行った花で在ろう、、、、、、

 

今日の1句

子等発ちて菫びっしり裏花壇    ヤギ爺