遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

連 翹

2021-03-10 16:01:27 | 日記

令和3年3月10日(水)

連 翹 : れんぎょう、いたちぐさ

モクセイ科の落葉低木 中国原産

中国名は黄寿丹、英名はゴールデン・ベル

繁殖力は旺盛で良く育ち、樹高は1~3mになる

半蔓性の枝は湾曲に伸びて下に垂れ、地面に接触すると

其処から根を出し、新しい株が出来る。

枝の髄が早期に消失するため、節の部分を除き中空にな

る事から「空の木」とも呼ばれる。

葉が芽吹く前の早春(3~4月頃)に、2,3cm程の

小さな黄色の4弁の花が細い枝に密生して開く。

花の終わる頃に3~10cmの卵形の葉が茂る。

葉は対生で、秋になると濃緑色からくすんだ黄色に変化

して、やがて落葉していく。

秋に果実をつけ、薬用に使用されている。

日本へは平安時代の初期に渡来したと言われている。

当初は薬用として栽培された様である。

連翹は耐寒・大暑性に優れ、大気汚染や病害にも強く

どんな土壌にも育つので、庭木、公園、垣根などにも

多く見られる。

連翹の実

 

果実は古くから薬用(漢方)として効能あるとされる。

解熱、消炎、利尿剤に使用される他、腫瘍、皮膚病等

の鎮痛剤としても利用される。

果実は一度蒸し、天日に乾して使用する。

「いたちぐさ」は連翹の古名である。

連翹の「連」は枝に実が並んで付いている事を表し、

「翹」はキジが尾羽を広げ高く飛び立つ様を表して

茎が高く直立している様子をいう。 黄色の花が

地について根を張る姿は、黄色の「鼬」(いたち)の

姿にも見えるようで、、、、、

 

 

今日の1句

参道の風に踊りし連翹黄    ヤギ爺