令和3年3月15日(月)
囀り : 百千鳥
繁殖期の鳥の雄の縄張り宣言と、雌への求愛を兼ねた
鳴き声を指し、地鳴きとは区別して用いる。
一般にメロデイアスで美しい複雑な声を発する。
ムクドリ
ホトトギス
秋にも同様に囀る鳥もあるが、春を告げる鶯を先駆け
として様々な鳥が歌い始める。
更に、五月頃には南方から渡来する夏鳥たちも在り、
高原や山地は囀りの天国となる。
あらためて言うまでもなく、人間の音楽と鳥の囀りには
密接な関係があり、季節の到来や変化を知らせる代表的な
季語として、例句も多い。
囀りを全体として捉える場合と、個々の鳥の鳴き声の特徴
を捉えて詠む場合がある。
また、啄木鳥(キツツキ、秋)が木を叩く修正(ドラミング)
を囀りの代りと解されるが、啄木鳥も時に「ヒョー、、、」
と鳴いている。
ご近所の庭先の梅や桃の木にメジロがやって来る様になった。
「チイ、、、チイ、、チル、チル、チル、、、、、」
名古屋港の埠頭公園の林に行くと、鵯(ヒヨドリ)や他の鳥
達も集まる様になった。
ヒヨドリの「ヒヨ、ピーヨ、、、、ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、、」
と枝から枝へ飛び廻っている。
公園の日溜まりには、雀たちが集まって、、、芝をつついて
「チュン、チュン、、、、、、チ、チ、チ、チ、、、、」
すっかりコロナを忘れ、春の陽気を堪能して、、、、、、
今日の1句
囀りの日に疎ましく心地佳く ヤギ爺