令和3年3月5日(金)
啓 蟄 : 地虫出づ
土中に冬眠していた虫等が春暖の候になって穴を出て
くること。
暦の上の啓蟄は、3月6日頃(今年は3月5日)で、
「地虫出づ」「地虫穴を出づ」ともいう。
二十四節気の一つで、太陽の黄経が345度になる時。
冬眠していた爬虫類、両生類、昆虫等が姿を現す意。
啓蟄の「啓」は開く、「蟄」は虫などが土中に隠れ
閉じ篭ることから、「冬籠りをしていた虫が這い出
るという意味である。
期間としては、この日から次の節気「春分」の日の
前日までをいう。
亦、七十二候での期間は下記の様に言われている。
初 候
蟄虫啓戸(ちっちゅうこをひらく) : 日本
冬籠りの虫が出てくる頃
桃始華(ももはじめてはなさく) : 中国
桃の花が咲き始める頃
次 候
桃始笑(ももはじめてわらう) : 日本
桃の花が咲き始める頃
倉庚鳴(そうこうなく) : 中国
倉庚が鳴き始める頃
末 候
菜虫化蝶(なむしちょうとけす) : 日本
青虫が羽化して紋白蝶になること
鷹化為鳩(たかけしてはととなる) : 中国
鷹が鳩に姿をかえること
七十二候とは、旧暦で一年を72に分けて5日または6
日間を1候とし、その時候の変化を示したものである。
啓蟄の今日(5日)は生憎の雨天、何時もなら鳥達が
庭先や公園等に来て、地面を何やら盛んに啄んでいる。
よく見ると地の彼方此方に小さな穴がある、、、
今日は鳥達も寄ってこない様だ。
3月5日の名古屋の平均気温は10℃前後で、未だ未だ
寒く、本当の啓蟄は3月下旬以降となろうか、、、、
今日の1句
雨落ちて啓蟄の穴塞ぎをり ヤギ爺