遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

啓 蟄

2021-03-05 16:40:57 | 日記

令和3年3月5日(金)

啓 蟄 : 地虫出づ

土中に冬眠していた虫等が春暖の候になって穴を出て

くること。

暦の上の啓蟄は、3月6日頃(今年は3月5日)で、

「地虫出づ」「地虫穴を出づ」ともいう。

二十四節気の一つで、太陽の黄経が345度になる時。

冬眠していた爬虫類、両生類、昆虫等が姿を現す意。

啓蟄の「啓」は開く、「蟄」は虫などが土中に隠れ

閉じ篭ることから、「冬籠りをしていた虫が這い出

るという意味である。

期間としては、この日から次の節気「春分」の日の

前日までをいう。

亦、七十二候での期間は下記の様に言われている。

初 候

蟄虫啓戸(ちっちゅうこをひらく) : 日本

 冬籠りの虫が出てくる頃

桃始華(ももはじめてはなさく) : 中国

 桃の花が咲き始める頃

次 候

桃始笑(ももはじめてわらう) : 日本

 桃の花が咲き始める頃

倉庚鳴(そうこうなく) : 中国

 倉庚が鳴き始める頃

末 候

菜虫化蝶(なむしちょうとけす) : 日本

 青虫が羽化して紋白蝶になること

鷹化為鳩(たかけしてはととなる) : 中国

 鷹が鳩に姿をかえること

七十二候とは、旧暦で一年を72に分けて5日または6

日間を1候とし、その時候の変化を示したものである。

 

啓蟄の今日(5日)は生憎の雨天、何時もなら鳥達が

庭先や公園等に来て、地面を何やら盛んに啄んでいる。

よく見ると地の彼方此方に小さな穴がある、、、

今日は鳥達も寄ってこない様だ。

3月5日の名古屋の平均気温は10℃前後で、未だ未だ

寒く、本当の啓蟄は3月下旬以降となろうか、、、、

 

今日の1句

雨落ちて啓蟄の穴塞ぎをり    ヤギ爺