遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

葛 湯

2019-12-11 15:25:04 | 日記
令和元年12月11日(水)

葛 湯


葛粉に砂糖を加え、だまが出来ないように
少量の水で溶いてから熱湯を注ぎ、攪拌し
て糊状になったところを食べるもの。
透き通らないときには少し加熱する。
少しの甘味と葛の香りを楽しむ。
滋養が在り、寒い夜や風邪ひきの時に飲む
と身体が温まる。消化も良いので病み上り
や疲労回復にも良いとされる。

葛 粉

葛の花


葛根

葛粉は、葛の根の部分を刻み、真水でよく
洗い、その搾り汁を溜め澱粉を沈殿させる。
灰汁抜きを繰り返し、不純物を取り除き、
良質な澱粉部分を採り出し、日陰干しで
乾燥させる。
本葛粉は、少量しか採れないため高価で
あり、市販の葛粉にはトウモロコシ(コー
ンスターチ)やじゃが芋等の澱粉を混ぜ
た物が多い様である。

葛根湯(かっこんとう

葛根に麻黄等の原料を混ぜた漢方剤。
強い発汗作用があり、葛根には鎮痛作用
がある。
風邪、血行障害、神経痛等に効能がある。

幼い頃、私が風邪などで発熱すると母が
直ぐに葛湯を作り、飲ませてくれた。
半透明の白っぽいドロッとしたのを、

スプーンで飲む。
ホンノリ甘く、食欲のない時にはとても
美味しい食べ物(飲物?)であった。
暫くして眠った後、汗ビッショリとなり
寝巻(パジャマ)を替え、亦眠る。
明くる朝、ケロっとして、、、、、。



今では、色々な種類の葛湯があり、
汁粉、抹茶、生姜湯等、、その時の気分
で抹茶入り等を、、、、

砂糖も適量入って居り、熱湯を注ぐだけ
とても便利である。


今日の1句

はふはふと母の振る舞ふ葛湯かな    ヤギ爺