婚姻届を埋めている彼の背中を眺めながら、別の人とこうやってこれを書くつもりだったんじゃなかったっけ、と、今世紀最大の不思議な気持ちにつつまれる。その別の人とこうやって婚姻届を書いたことなんてあるはずないのに、懐かしい光景を眺めているような気にすらなった。
とはいえ、そんな感傷に浸る時間はもうおしまい。証人欄も埋めてもらって、あとはお互いにハンコをおして、役所に提出したら、旧姓のハンコは燃えないゴミになる。12時間後にやってくる引越しトラックに積み込むために箱詰めだってがんばらないといけない。もう考える時間はおしまい。
前に進むのだ。
とはいえ、そんな感傷に浸る時間はもうおしまい。証人欄も埋めてもらって、あとはお互いにハンコをおして、役所に提出したら、旧姓のハンコは燃えないゴミになる。12時間後にやってくる引越しトラックに積み込むために箱詰めだってがんばらないといけない。もう考える時間はおしまい。
前に進むのだ。
これは友達が私にくれた言葉。
大事です。
生きていくんだもの。
しあわせをもとめかんじるのは権利であり最近わたしは義務ではなかろうかとすら思う。これはわたしがエゴイスティックな思考を擁護しているだけかもしれないけど。しあわせなほうがいいもん。
おめでとう。朝が来て傍にじゃなくても、血が繋がってても無くても、好きな人がいたら幸せ。ムカついて自分に、相手に、世の中に、結局自分に、でもひとりじゃないの。良かったとわたし、時々思うのよ。
しあわせになろうと思います。
がんばりたいと思います。
これからもいろいろぐちゃぐちゃ考えるとは思いますが。そんなもんですよね。