ドーナツ畑の風に吹かれて

おかわり自由のコーヒーを飲みながら、廻る季節をながめて、おもったこと。

新宿アローン

2005-05-28 03:02:58 | 日記
 新宿アローン
 と、新宿駅のホームですれ違った誰かが言ってた気がしたのだけれど。幻聴? ずいぶん不思議な響きで、耳に残った。
 新宿じゃなくても、人類はどこにいたって、アローンだとおもう。それは距離の問題でも時間の問題でもなく、単純に事実なのだと。誰も、皮膚の向こう側に行くことはできない。皮膚の向こう側には入れない。
 というようなことを考えてると、人類補完計画みたいなとこに行き着いちゃうんだろうな。それはどうかと。

 今日は超久しぶりにサークルに顔を出した。だいぶ平均年齢若くなっちゃったし、やや居場所がなくなってきた感。でも、「就活って人間が丸くなるよ……」等の発言を繰り返す彼は、自己申告のとおり本当に性格が丸くなってすっかり癒し系で、居場所がなくなると奴のとこに行けばいいとおもうととても気が楽。友人もまったく同じことを言っていた。人の居場所なんて誰かのそばにしかない、というのは某小説に出てきた言葉だけど、本当にそのとおりだとおもう。わたしも、誰かの居場所になれるような器があればよいのだけれど。
 自分は、ここに、居てよいのか? という疑問は、おそるべき勢いでわたしの心を侵食するから、不安だ。いつも、不安だ。そろそろ、自分は、ここに、生きていてよいのか? という疑問にスライドしそうだし。社会の中に、居場所がなくなるということは、身分がなくなるということは、そういうことなんじゃないか、というのは考えすぎかもしれないけど、でも、やっぱりそうなんじゃないかと、おもったりして。
 この身がよじれるような気持ちは、消えることが、あるのだろうか。

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