山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

育成会に頼らないのはいい時代か

2012年07月22日 | 地域福祉

第24回山形県知的しょうがい者福祉大会(平成24年7月29日・日曜日・村山市民会館)開催まであと7日とせまった。

 大会テーマは「みんなで地域生活を充実させよう」である。

大会の趣旨

 大会にかかる「趣旨」は次のとおり。

 『障害者総合支援法の施行に向けて、しょうがい者福祉もめまぐるしく変化しています。
 その中にあって、知的しょうがいのある本人並びに家族の生活がより良い方向を目指す必要があります。求められるのは、理念やスローガンではなく、社会にはりめぐらされたサービスの実態であり、しょうがいがあっても感じられる幸せの実感です。
 障害者自立支援法は、度重なる見直しがくわえられましたが、法が示した「障害があっても、地域で安心して暮らせる社会の実現」のためには、社会全体の議論と実現に向けた継続した努力が必要です。
 さらに、育成会運動も世代交代がせまられていますが、思うように進まないのが現状です。
 こうした課題をふまえ、「みんなで地域生活を充実させよう」を大会テーマとして、知的しょうがいのある本人が豊かな未来を実現する契機となることを願い第24回目となる本大会を開催します。』

 以上が、大会の趣旨である。

育成会に頼らないのはいい時代か

 本人や家族が地域で生活するにあたって、毎日が豊かで満足するものであるか。
 個々によって問題が異なるに違いない。
 問題がそれぞれ違うにしてもある程度集約できるはず。
 ところが、現状ではなかなかその集約ができてない。
 集約ができたとしても、それが運動にまでつながらない。
 育成会の組織に頼らなくても、その代わりになる頼りがいのある組織ができている。
 例えば、毎日通所している事業所や学校である。プロの職員たちは頼りになる。また、相談支援センターの相談員という親身になって聴いてくれる人たちもいる。
 それはそれでとてもいい時代に近づいていることは確かである。

当事者の切実感に対応できるのは当事者

 でも、障がいを持つ当事者団体としての育成会の意義をここで改めて問い直す必要がある。
 障がいという共通した悩みや問題を抱えた人たちの集まりは、第三者からのアドバイスと異なる切実感がある。
 その切実感を集約して、運動にまで高めることができれば沈滞気味の育成会が、さらなる発展につなげることができる。
 (ケー)

まあまあの幸せでいいですか

2012年07月21日 | 研修会

第24回山形県知的しょうがい者福祉大会(平成24年7月29日・日曜日・村山市民会館)開催まであと8日とせまった。

 大会テーマは「みんなで地域生活を充実させよう」。

 現在の育成会の実情を考えると、市町村育成会支部活動を活性化することが課題である。
 会員数の減少があげられる。
 急激な落ち込みである。
 山形県内を見ると、毎年、100名単位で減っている。
 県内には46支部ある。1支部2名ずつ退会する人がいるということだ。
 これをなんとかくい止めなければ、いずれは山形県育成会そのものの組織が立ち行かなくなる。
 せっかく50年余にわたって歴史を積み重ねてきた組織である。
 知的しょうがい者福祉に問題がなくなったということであれば、それで結構だ。
 しかし、積み残された課題は山積しているのが現状である。
 先行きに対する不安はあっても、今なんとかなる時代である。
 昔は、受け入れてくれる学校さえなかった。
 受け入れ先の学校づくりが、育成会の原点であったといって良い。
 
 ところが、今は多少我慢すればなんとかなる時代である。
 苦労してまで育成会運動をがんばらなくてもいい。
 誰かが何とかしてくれる。
 それに乗っかれば大満足でなくてもまあまあの幸せは享受できる。
 
 でもそれでいいのかなあ。
 地域で生活する知的しょうがいのある人が、充実した生活を送っているか。
 ただ、受け身でさせられている生活になっていないか。
 そんなことを思わずにはいられない。
 もっと地域の中で存在感のある主体性ある生活をするにはどうするか。
 そうしたことを、本福祉大会で会員が中心になって協議する。
 すぐすごい結論が出るはずもない。
 でも、多少の方向性・ヒントを見出したいものである。
 福祉大会には、そんなことを期待している。
 (ケー)

◆金澤翔子書品展

2012年07月20日 | 日記
寒河江市の八幡宮で開かれている「金澤翔子書品展」へ行ってきました。




階段がたくさん




まだ、あります・・・






こちらで開催されています

写真を撮らせていただきました(許可をいただいております)

























お母さまと翔子さん













笑という文字が良いな~





昨年の様子です




昨年の作品も数点ありました



昨年の作品は優しい雰囲気があります


床の間にも掛け軸として掛けてあります

これは、翔子さんが小学校3年生から4年生にかけて書いた般若心経です。



まだ、初々しい文字です。
でも、小学校の3年生では習っていない文字も沢山あります。

翔子さんの書を見ていると、半紙には納まりきらないようなとっても力強い文字
半紙の余白まで計算して書いたような優しい雰囲気の文字とがあります。

翔子さんの豊かな感性が感じられる素晴らしい作品ばかりでした。

翔子さんが小学校3年生の終わりごろ、もう普通学級では難しいので
特殊学級に替わるように先生から告げられたお母さんは、
翔子さんのためと言うより、ご自分の気持ちを落ち着かせるために
翔子さんに書を書かせ続けたそうです。
何もせずにじっとしている事は耐えられないくらい
先生の言葉に動揺してしまい、書かせずにはいられなかったそうです。

何度も何度も翔子さんを叱りながら書かせ続けた書が
「般若心経」だそうで、4枚1組で6セット書いたそうですが
現存しているものは4セットで、そのうちの1セットが展示されています。
展示されている物は、その中でも初期の頃に書いたものだそうです。

翔子さんは叱られると涙を流したそうですが、
書を書きたくないとは決して言わなかったそうです。
それどころか、1行書くごとに「ありがとうございます」
と言いながら書き続けたということです。

入場料:当日券一般500円・中高生400円
小学生以下及び障害者は無料です。

金澤翔子書品展は今月末31日(火)まで開催しておりますので
お近くの方は、是非足を運んで、翔子さんの書の世界に浸ってみてください(F)


福祉大会冊子の校正原稿もどってきた

2012年07月20日 | 研修会

第24回山形県知的しょうがい者福祉大会(平成24年7月29日・日曜日・村山市民会館)開催まであと10日とせまった。

 昨日に(平成24年7月19日・木曜日)大会冊子の校正が仕上がってきた。
 一昨日(平成24年7月18日・水曜日)広告ページの草稿を印刷屋に渡したばかりである。
 本文ページは1週間前に入稿済みだった。
 本文ページついては、印刷屋にばらばらな形のデータで渡した。
 それで印刷屋で編集に多少の時間を要した。
 広告ページは完全稿にして渡したので、1日の作業で仕上げることができた。
 事務局に送られてきた広告ページのそもそもの原稿は、紙ベースのもの、PDFのものとさまざま。
 さらに、ページ・スペース的にオーバーしているものもあった。
 それを形や大きさを調整してバランス良く編集した。
 きちっと編集したデータを印刷屋に渡した。
 そのお陰で、印刷屋としては、すぐ校正できる形で草稿を持ってくることが出来た。

 校正に時間かけて字句の誤りがないようしないと。

 7月23日(月)まで印刷屋に校正済みの草稿を渡すことにしている。
(ケー)

◆子どもを否定されると親が傷つく

2012年07月19日 | 日記
昨夜、天童市手をつなぐ育成会の茶話会に参加してきました。

今回は、新しく育成会の会員になってくれた方も参加してくださり
自己紹介などもやったのですが、自己紹介の途中から話が違う方向へ
飛んで行ったり(とても楽しかったのですが)してしまい、
自己紹介が済むまでなんと、2時間近くかかりました。

どんな話へ飛んだのかというと、子どもの出身学校の話になった時に
高等養護学校や、付属支援学校の入試の話題になり、何を基準に
合否を決めるのか?という話でした。
「ウチは大丈夫だと思います。と言われたのに落とされたんだよ!」
「県立高校の合格発表の後には点数開示するのだから、
   ウチの子は何がダメだったのか電話して聞いてみたよ!」
「ウチは何が良くて合格したのか解らないけど、入試の日に休んだ子も
  合格していたのには驚いたよ~」

というような話に皆さん食いついていました。

もう済んでしまっている事なのですが、支援学校からも振り分けられた
という事実は、自分の子どもを否定されたような気持ちになり、
親としてもどうにも面白くない気分になるようです。

何もそれは受験の事だけではありません。
いつもの生活の中にも時々感じてしまう事があります。

自分の子どもに障がいがあり、出来ない事、理解できない事が
たくさんあるのは、解りきっているのに、いざそれを他人から
指摘されると、親の方が必要以上に傷ついてしまったりする事があります。

母親というものは、実際に子どもを産むので、子どもと一心同体というような
感覚があるのかもしれません。特に障がいを持つ子どもの場合はそれが
強いように感じます。(自分自身も)

「親と子は、別々の人格を持ち、別々の人生を歩む一人の人間なのです」
「子どもの失敗は親の失敗ではない」
「子どものトライ&エラーを恐れるな」
家族支援・障害認識のプログラムの中にはこのような言葉がたくさん出てきます。
子どもをちゃんと人格を持った一人の人と見られるようになるため
何度もワークショップは必要なのだな~とぼんやりと頭の中で感じてきました。

でも、学校の合否の判断ってとっても興味がある話題で、
みんな様々な意見が飛び交い、様々な意見に笑い、納得し
とても楽しいひと時を過ごす事が出来ました。

今後の茶話会は、隔月ごとに第3木曜日・第3水曜日と開催日を
変えて行う事になりました。

どうぞ、会員以外の方の参加も可能ですのでみなさんお誘いあわせのうえ
ご参加くださいね(F)


福祉大会準備一色

2012年07月19日 | 研修会

第24回山形県知的しょうがい者福祉大会(平成24年7月29日・日曜日・村山市民会館)開催まであと11日とせまった。
 県事務局もそれに向けての仕事で忙しい。

大会冊子草稿を印刷屋へ依頼

 大会冊子に掲載する広告の編集。
 広告主からの難しい注文に応えるために、エクセル達人が技巧を凝らしてもらっている。
 PDFデータに住所を組み入れたり、掲載スペースに合わせて大きさをうまく調整するとか、独特の文字を生かす工夫も行った。
 ようやく、印刷所に草稿を渡すことができた。
 来週早々には、校正を出してもらうようにした。

大会当日に向けた準備

 大会当日の表示も100種類ぐらい必要である。来賓席の氏名表示、部屋の表示等、事前に決まっているものは作成した。

 参加申込がほぼ確定したので、弁当の数も試算している。
 できるだけ余分が出ないよう考えている。

 大会会長表彰状の準備もできた。
 8名が受賞する。
 知事感謝状は、県に依頼している。県知事の公印を押してもらう。

 なお、本日(平成24年7月18日・水曜日)は弁当見本の試食した。
 業者から3種類の弁当持ってきてもらい、試食してみた。
 いずれもおいしかった。
 当日はおいしい弁当が食べられそうだ。

 全体会の進行シナリオも作成中。
 明日、FM山形のアナウンサーと打合せすることになっている。

 

 

◆アビリンピックやまがた2012(参加者募集)

2012年07月18日 | 本人活動
アビリンピックやまがた2012(障害者技能競技)
参加者募集案内です。

平成24年9月14日(金)午前9:00~午後3:00
山形テルサ(3Fアプローズ)山形市双葉町1-2-3
競技種目
ワードプロセッサ(定員10名)
   身体障害者・知的障害者・精神障害者対象

DTP(定員8名)
   身体障害者・知的障害者・精神障害者対象

喫茶サービス(定員20名)
   知的障害者対象

ビルクリーニング(定員8名)
   知的障害者

参加資格
身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳を所持する者
平成24年4月1日現在で満15歳以上の者
山形県内に居住、もしくは、県内の事業所勤務者又または学校
   職業訓練施設等に在籍している者
競技に十分に耐えられ、かつ、健康状態にある者

申込み:アビリンピックやまがた2012参加申込書にご記入の上
   郵送又はFAX等で平成24年7月31日(火)までお申込みください。
   申込者の参加資格を審査のうえ、申込み先着順に決定します。

参加経費は無料とします。また、参加選手の昼食(引率者含む)
  及び必要な保険は、主催者が負担します。ただし、交通費は、選手・
  介助者に限り公共交通機関の利用の場合のみ実費相当額を支弁します。

申し込み・問合せ先
山形高齢・障害者雇用支援センター
〒990-0039 山形市香澄町2-2-31 カーニープレイス山形3F
023-674-9567 FAX023-633-3975


◆精神障がい者家族連合会からのご案内

2012年07月18日 | 日記
山形県精神障がい者家族連合会より講演会のご案内です。

日 時 平成24年9月10日(月)13:30~
会 場 山形交際交流プラザ(ビッグウイング)
講 師 神田 蘭(講談師)
演 題 めげるってなんですか?
      ―私の辞書にめげるはない―(講演と講談)

その他
入場無料ですが来場者の人数を把握するため、「入場整理券」を発行します。

入場整理券は県育成会事務所に数枚いただいておりますので、
  参加ご希望の方はご連絡ください。

なんとか400人越えた

2012年07月18日 | 研修会

 第24回山形県知的しょうがい者福祉大会(平成24年7月29日・日曜日・村山市民会館)開催まであと12日とせまった。
 準備も最終段階にきている。
 7月9日(月)を参加申込期限としていた。
 そこまでの申込数が300人。
 目標の半分かとがっかりしていた。
 その後、再度参加要請を各市町村育成会支部にお願いした。
 今日(7月17日・火曜日)現在、なんとか400人越えた。
 スタッフ、来賓を加えると500人に届きそう。
 でも、目標の600人までは無理かなあ。
 支部によっては児童員民生員にも声かけてくれたところもあった。
 多くの参加者を積極的に募ってくれてありがたい。
 (ケー)
  

◆全日本育成会の防災マニュアル作り

2012年07月17日 | 災害
家族支援・障害認識Pの開発委員長の吉川かおり先生
明星大学教授・全日本育成会理事
から、全日本育成会で防災マニュアル作りをやるという
情報をいただきました。

厚生労働省から助成金を得て、東日本大震災で被災した
知的・発達障害児者及び、家族支援の防災マニュアルだそうで
吉川先生も委員になっているそうです。

どうなるかはまだわかりませんが、何らかの方向性が見出せると
いいなあと思っています。との事でした。

吉川先生も大学の講義の他、育成会の行事で全国を飛び回って
いらっしゃいます(10月には山形にも来ていただきます)

プライベートでは、障害のあるお兄さんの事で、
ご両親もご高齢になっていらっしゃいますし、
先生の出番も多くなっているそうです。
今現在は、とりあえずの生活の立て直しの期間は過ぎて、
住まいの分離がうまくいくように働きかけをなさっているそうです。
家族支援ワークの内容にもありますよね
本当にお忙しそうですのでお身体に気をつけていただきたいと思います。


防災マニュアルについては、内容などはまったく解りませんが
山形でも昨年の震災直後は、障害のある子どもを家に置いたまま
買い物などへ出かけにくいというような話も出ていましたので
本人はもちろん、家族支援も組み込んだマニュアルというのは
ありがたい事だと思いました。
どのようなマニュアルになるのか楽しみです(F)





本人活動を根付かせたい

2012年07月17日 | 本人活動

「本人分科会」の開催

 山形県手をつなぐ育成会では本人活動が根付いていない。
 その課題を解決する方策をどのように考えているか。
 第24回山形県知的しょうがい者福祉大会を開催(平成24年7月29日・日曜日・村山市民会館)する。
 「育成分科会」と「本人分科会」と二つの分科会を午前中に行うことになっている。
 「本人分科会」は8人の体験発表者として県内から選んでもらった。
 学齢期の人、通所施設利用者、グループホーム利用者、就職している人とさまざまな人の中から選んだ。
 その人たちが、困っていること、悩んでいることを発表する。
 それについて、どんな風に解決に向けて取り組んでいるか発表してもらう。
 簡単に解決できないことも多い。
 それで、7人の方々が助言者としてアドバイスしてもらうことにしている。
 そのアドバイス役は、学校の先生、事業所やグループホームの支援員、就職先の支援者、保護者である。
 体験発表者の本人たちには、発表原稿を事前に提出してもらった。
 「本人分科会」では、その発表原稿を参考にして一人一人から話してもらう。
 その話題を取り上げて、話が広がるように計画している。
 司会進行役は、サポートセンターの所長さんが行う。
 さまざまな事例に携わってきた所長さんである。
 一人一人の思いをうまく引き出し、取り上げてくれるだろう。

常時活動として根付くか
 
 以上、大会向けの方策である。
 これをいかに常時活動として根付かせていくかである。
 「本人分科会」の体験発表者の中から本人活動の組織をつくっていきたい。
 本人活動の組織を立ち上げる準備会を開催してゆく。
 それには、地区育成会、福祉協会、事業所等のバックアップが必要となる。
 
 本人をどのように集め、どんな活動を行うか。
 どんな支援が必要か。
 会場をどうするか。
 土日が活動の中心になるので、支援者をどうするか。
 会費をどうするか。
 会合はどのぐらいの間隔で行ったらいいか。
 本人たちを本気にさせるにはどうするか。

 克服すべき課題はいっぱい。
 まず、中心になって動く本人を見つけないと。
 (ケー)
  

◆九州北部豪雨・知人の無事確認!

2012年07月16日 | 災害
7月16日月曜日 海の日


雨もあがりました




雨がえるもホッとしてる?!


毎日、九州地方の豪雨と被害についてのニュースが流れています。

全日本育成会で一緒にファシリテーター養成講座を受講した仲間が
熊本市に住んでおりますので、安否を心配しておりました。

個人的にメールアドレスも知ってはおりましたが、
万が一大変な目に遭っていたら、メールどころの騒ぎではないでしょうし
かえって迷惑になってしまうと思い控えておりました。

ワークショップ開発委員長の吉川かおり先生もメーリングリストで
情報を流しながら、熊本県の心配をしているようでした。

熊本県の八代市の方は、まもなくメーリングリストで無事を知らせてくれましたが
熊本市中心部にすむ仲間からは反応がありませんでしたので、本当に心配でした。

ですが、昨夜おそくようやく無事の連絡があり、ホッとしました。
ご自宅の近くの川は、氾濫寸前で堤防をこえるまであと20センチほどになり
避難指示地域に指定されたそうです。

そんな状況の中で、彼女は私たちに情報をくれました。

昨年の東日本大震災の後、今できる対策は何かを考え、熊本市の育成会で、会員向けに
要援護者の申請の研修会を市役所に来てもらい、開いていたそうです。
研修を受けた会員さんは、それぞれ申請をしていたということです。

要援護の申請というのは「障害者がここにすんでいます」という登録を市にお願いするもので
老人や障がいのある子どもが一人で家にいた時に災害が起こり、家人が駆けつけられない場合
民生委員や地域の消防団などに情報が伝わるようになっているシステムだそうです

ですので、今回の災害で同じ学区に住む方には、民生委員のかたの安否確認の訪問が
あったそうです。

この要援護者の申請はたぶん、全国にあるのではないかと思うとのことでした。
私は知らなかったのですが(知らない事が多すぎますが
ご自分の市町村で、このシステムがあるのかどうかを確認し、登録しておくということが
もしもの時の災害や、または孤立死防止などにも役に立つのでは?と思いました。(F)


山形県の花の紅花です
栽培している方にいただきました






本人活動にワークショップ導入

2012年07月16日 | 本人活動

「わかりやすい障害者の権利条約」学習会

 昨日(平成24年7月15日・日曜日)の当ブログでは 小山登氏(横須賀市本人会トゥモローかえる)の報告を紹介した。
 月刊誌「手をつなぐ」2012年5月号[NO.675](p.22~p.23)に掲載されているものである。
 本人たちが企画からかかわった「わかりやすい障害者の権利条約」学習会である。
 
 同誌(p.44~p.45)には、稲木俊夫氏(社会福祉法人湘南の凪)も次のような表題で報告している。
 =「私たち抜きに、私たちのことを決めないで」が問いかけるもの 「わかりやすい障害者の権利条約」学習会=

「やってみよう!条約ワークシート」やカードによる意思表示で

 本学習会の内容は次のようなものであった。

 1 当事者、支援者が集まって会場の設定や当日の進行についてなど打合せを重ねた。

 2 話を聞くだけではわからないことが多い。参加者同士の話し合いを取り入れた。

 3 「やってみよう!条約ワークシート」を作成した。

 4 長瀬修氏(全日本手をつなぐ育成会国際活動委員会・特別委員)は、冊子「わかりやすい障害者の権利条約」を使って、地域で暮らすことと障害者の権利条約がつながっていることを説明した。

 5 4つのグループに分かれて、ワークショップを行った。

 6 「やってみよう!条約ワークシート」を使って話し合いした。
 
 7 テーマは外出時の出来事。

 8 グループワークの進行は、当事者が担当し、支援者がサポート。

 9 一つ一つの質問をワークシートに書き込み、自分の言葉で発言。

 10 それぞれがカードを持って意思表示。
  緑のカード=話がわかった、考えに賛成の場合。
  黄色のカード=わかりやすい説明を求める場合。
  赤のカード=考えに反対の場合。

 11 学習会は好評であった。

山形県手をつなぐ育成会では本人活動が根付いてない

 本学習会の報告を読むと、常日ごろの本人活動の成果があるからこそ、本人が積極的に参加することができるのだ。
 山形県手をつなぐ育成会は、まず本人活動を常時実施されていない。
 本人が集まって定期的に活動できる組織づくりが必要である。
 昨年は、第51回東北ブロック大会を山形市で開催したので、急きょ期限つきの本人活動を組織した。
 そして、本人大会を行い、「本人による本人のための防災ポスター」を作成することができた。
 しかし、今年はこうした活動を継続していない。
 県事務局が音頭をとれない。
 会場確保が難しい。
 本人も、支援員も日程調整が難しい。
 経費的な裏付けがない。
 ただ、この課題を解決する策を考えている。

 それは、明日(平成24年7月17日・火曜日)のブログで。
 (ケー)

「わかりやすい障害者の権利条約」

2012年07月15日 | 本人活動

 各地で本人活動が活発に行われている。

「権利条約」に関する本人たちの学習会
 
 「わかりやすい障害者の権利条約」という冊子使って、本人たちが中心になって学習会が開催された。
 その報告が、月刊誌「手をつなぐ」2012年5月号[NO.675](p.22~p.23)に掲載されている。
 小山登氏(横須賀市本人会トゥモローかえる)による報告である。
 小山氏は、学習会を開催するにあたって企画・準備にあたった。
 さらに、学習会当日には司会も担当した。
 学習会は大盛況だった。
 当事者40名、支援者・親30名と、合計70名が集まった。

「出かける」をテーマのワークショップ

 内容は、「出かける」をテーマに、4グループに分かれてのワークショップ。
 「出かける」について質問を書いた資料を準備して、自分の体験や話し合いをした。
 その時、「わかりやすい障害者の権利条約」も時々参考にしながら、話し合いを行っている。
 障がい者が「出かける」と、どんな問題が生じて困ったのか。
 そうした時、どうしたか。どうすれば良かったのか。
 「わかりやすい障害者の権利条約」に関係することはどんなことか。
 こんな風に話がひろがっていったはずだ。

 さらに、グループの中から全体で発表する人を決めた。
 みんなの前で話し合いしたことを発表したという。

 結論として、小山氏は「権利条約を勉強することを仲間同士でもっと広げてきましょう」と述べる。
 (ケー)

福祉大会300人しか申込ありません

2012年07月14日 | 研修会

福祉大会参加申込予想の半分

 第24回山形県知的しょうがい者福祉大会が、7月29日(日曜日)に開催します。
 村山市民会館(山形県村山市楯岡)。バラで有名な東沢公園に行く途中にあります。
 10時半より開会。
 育成分科会と本人分科会の2分科会を午前中に行います。
 午後からは、県知事等の来賓を招いての式典です。
 目標は600人の参加者。
 今のところ、300人、半分しか申込ありません。
 予想以上にたくさんの申込のあった市町村育成会支部もあります。

参加者ゼロ回答もあり

 山形県内、まだ申込がない市町村育成会支部に再度、参加申込をお願いしています。
 ところが、あまり良い返事がありません。
 市町村育成会支部の3つからゼロ回答。
 会長・副会長が体調が悪い、都合付かないといった理由です。
 それじゃ、役員以外の会員と思うのですが、役員が参加しない大会に参加するとはならないみたいです。
 支部事務局の担当者もいろいろあたってくれているのですが。
 恐縮して、県事務局に電話してきます。
 こちらとしても、そんな風に断られれば、無理にどうしてもというわけにいきません。

地域に根ざした活動必要なんだがなあ

 年一回、地区持ち回りで開催している福祉大会です。
 1年前くらいから日程も決定し、お知らせもしています。
 事前に万障繰り合わせて、参加していただきたかった。
 自分たちの育成会を盛り上げるチャンス。
 一般の方々にも知ってもらう、理解してもらう大変良い機会です。
 自分たちの育成会といった愛着を持ってほしい。
 地域に根ざした育成会活動が必要なはずなのですが。

今の状況に安住していて大丈夫?

 入所施設でずっと長いこと生活を続けているので安心している家族も多いのです。
 だから、特別、今育成会で活動する必要も感じていないのかもしれません。
 長いこと育成会会員でいる人の中には、別に困っている課題もありません。
 育成会を盛り上げ、積極的に新たな課題に向けた取り組みの必要性も感じてない方も多くなっています。
 役員の世代交代、若い人たちの加入促進が、育成会として喫緊の課題です。
 (ケー)