第24回山形県知的しょうがい者福祉大会(平成24年7月29日・日曜日・村山市民会館)開催まであと8日とせまった。
大会テーマは「みんなで地域生活を充実させよう」。
現在の育成会の実情を考えると、市町村育成会支部活動を活性化することが課題である。
会員数の減少があげられる。
急激な落ち込みである。
山形県内を見ると、毎年、100名単位で減っている。
県内には46支部ある。1支部2名ずつ退会する人がいるということだ。
これをなんとかくい止めなければ、いずれは山形県育成会そのものの組織が立ち行かなくなる。
せっかく50年余にわたって歴史を積み重ねてきた組織である。
知的しょうがい者福祉に問題がなくなったということであれば、それで結構だ。
しかし、積み残された課題は山積しているのが現状である。
先行きに対する不安はあっても、今なんとかなる時代である。
昔は、受け入れてくれる学校さえなかった。
受け入れ先の学校づくりが、育成会の原点であったといって良い。
ところが、今は多少我慢すればなんとかなる時代である。
苦労してまで育成会運動をがんばらなくてもいい。
誰かが何とかしてくれる。
それに乗っかれば大満足でなくてもまあまあの幸せは享受できる。
でもそれでいいのかなあ。
地域で生活する知的しょうがいのある人が、充実した生活を送っているか。
ただ、受け身でさせられている生活になっていないか。
そんなことを思わずにはいられない。
もっと地域の中で存在感のある主体性ある生活をするにはどうするか。
そうしたことを、本福祉大会で会員が中心になって協議する。
すぐすごい結論が出るはずもない。
でも、多少の方向性・ヒントを見出したいものである。
福祉大会には、そんなことを期待している。
(ケー)