山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

◆福祉大会・本人分科会

2012年07月31日 | 行事
7月29日(日)に行われた「山形県知的しょうがい者福祉大会」
本人分科会の写真をUPします。(2枚しかありませんが・・・
撮影を担当した方からデータが来ましたら、
もっとちゃんとした写真が載せられると思いますのでご了承ください。


こちらの予想よりずっと多くの方が来場くださいました
100名以上いたように思えます


発表者の方も堂々と発表できました


分科会が終了する間際に、司会をしていただいた
相談支援事業所ゆあーずの二関所長さんが、体験発表をしてくれた方に
感想を聞いてくれました。

ドキドキしたけれど終わってホッとした
みなさんから意見が聞けて良かった
というような感想が出ていました。

後になって、支援者の方から、
緊張はしてたようだけど、ちゃんとああいう場で力を発揮できるんだな~
と改めて、みなさんの可能性を実感できた。
最初は緊張していたけれど、あそこで発表出来た事で、
本人たちも自信が持てたようだ。
との声もいただき、事務局としても大変うれしく思いました。

今後も、本人達が自分の意見を言えるような活動や、機会を持てるように
考えていく必要性を感じました。

こちらは、育成分科会です1枚しかありませんが・・・




知的しょうがいのある人にとって「読みやすい本」

2012年07月31日 | 自立支援
 知的しょうがい者の本人活動を支援する場合、いかによみやすい資料を作成するかが重要である。
 第24回知的しょうがい者福祉大会(平成24年7月29日・日曜日・村山市民会館)で、本人分科会を開催した。
 その場合、大会冊子の本人分科会のページには、すべてフリガナをふった。
 それだけで十分だったろうかと考えてしまう。
 8人の体験発表者から事前に原稿を提出してもらった。
 それをそのまま大会冊子に掲載した。
 それを元に、大会当日の発表において一人一人100人以上の参加者の前で発表していた。
 自分の書いたものについては、当然理解していたはずである。
 しかし、本人たちにとって他の人たちの内容についてどれだけ理解することができていただろうか。
 また、大会分科会に参加していた本人たちの理解はどの程度であったかということである。
 そうしたことへの配慮までもっともっと検討していく必要がある。

 わかりやすさを追求する必要がある。
 そのあたりの合理的配慮について、次のような観点が重要である。

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【引用始め】

 知的障害のある人に「読みやすい本」を作る活動がある。漢字にふりがなをふるだけではない。文章をわかりやすくする方法としてたとえば、

●長文は避け文章は20字程度の短いセンテンスで構成する

●専門用語はできるだけ使わない(過労→はたらきすぎ)

●形容詞や副詞は制限する(見事なまでに完成された建物→よくできた たてもの)

●二重否定形は使わない(…できないことはない→…である)

●イラストや写真を文章と同じように大切にする
などである。

フォーラム’99
武居光「知的障害のある人のための
 「わかりやすい本」製作活動の動き
  はじめに」

http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n218/n218_08-01.html

障害保健福祉研究情報システム(DINF=Disabiity Information Resources)

【引用終わり】

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 本人活動を立ち上げ、本人活動を活発にするには、わかりやすさを常に追求することを心がけて取り組むのは当然である。
 しかし、これがなかなか困難である。
 本課題の克服がなければ、知的しょうがい者の権利を守ることにならない。
 (ケー)