worldNote

世界の覚書

道州制、易姓革命、外国人参政権には反対です。伝王仁墓に百済門を作るのは場違いであり、反対です。

中国の懸垂式リニアモーターカー

2005年05月14日 | 技術・科学・航空
チャイナネットによると、中国初の懸垂式リニアモーターカーが開発中(試作段階)なようだ。2レールなので、モノレールではない。また磁気浮上式でもない。ずいぶん小型で(試作だからスケールモデルの可能性もあるが、そうは書いてない)、そもそも断面が見事な円形なのが特徴だ。キャビン式のスキーリフトに近く、乗り降りする時は少し頭を屈めた方がいいだろう。 これだけ小型ならば、建設費も安くなると予想できるが、28 . . . 本文を読む

「日本は決して謝罪しない国」という伝説

2005年05月12日 | 歴史・伝統
西尾氏の5月12日正論(産経紙面)で「戦争については謝罪はない」というテーゼが語られていた(確か氏の持論だったような気もするが)。戦争の終結と講和条約によって条件を定めて手打ちするのが、戦争の全てだ。ちなみにアメリカは米軍の行為に関して決して謝罪しない国であるというが、そういえば責任を問われるのは、通常の戦争犯罪しか考えにくい。 日本の謝罪で喜ぶのは戦勝国の一部で、そんな国々が植民地支配を謝罪し . . . 本文を読む

脱「入亜」論としての脱亜論

2005年05月12日 | 地政学
脱亜論とは何なのか。これは日本人が抱えた課題だ。あるメルマガにこんな文章があった。長屋住まいの子が同じ長屋の仲間と遊ぼうとせず、屋敷町に住んでいる上品な少年・少女の仲間入りしたがっているようで... そんな事じゃないよと思う。特に、中韓だけは違うのだ。日本は、相手を仲間だと思い、共感し、大陸の人々と交流し、助けようとして、巻き込まれていったのだ(主に大陸浪人的なスタンスを指す)。朝鮮/韓国にも、中 . . . 本文を読む

迷走?台湾情勢

2005年05月12日 | 軍事・諜報
台湾に関するアメリカの政策は、対中政策含めて明らかだと思う。それは安定だ。安定が保たれれば、産業・交易・投資が上手くいく。その逆は望まない。いわゆる台湾独立が、中共が望まない政策であるなら、台湾の独立を牽制するのも辞さない。同時に軍事衝突も望まないのは、市場を乱すからだ。中国に対しても台湾に対しても、経済上の国益重視で接している。 最近、台湾情勢の動きが激しい。国民党の連戦が訪中し、親民党の宋楚 . . . 本文を読む

アダム遺伝子の継承

2005年05月11日 | 歴史・伝統
皇位継承制度案4案が出てきた(追記:どうも、案ではなく、可能性のパターンを示しただけのものらしい。案ではないようだ)。現行制度と合わせると5案になる。 1.天皇直系の子孫を優先し、男女を問わず出生順に継承順を決める「長子優先案」 2.天皇直系を優先するが、女子の後に男子が生まれれば男子を優先する「兄弟姉妹間での男子優先案」 3.天皇直系の女子がいても、傍系を含めて男系男子がいれば優先する「男系男 . . . 本文を読む

福知山線事故の様子がほぼ確定

2005年05月11日 | 社会・教育
福知山線事故の様子がほぼ確定された。直線部分で126km/hに達し、70km制限標識地点の30m手前で非常ブレーキをかけたが、標識地点でも110km/h台あった。また手動で非常ブレーキがかかったことを示す信号も残っていたから、非常ブレーキをかけたのも確認されたといえる。 オーバーランは、この日の停車4駅中3駅で起こしており、運転士がなおさら「回復運転」に徹する理由があった。伊丹駅でも常用ブレーキ . . . 本文を読む

閔妃殺人犯の子孫による謝罪訪問

2005年05月10日 | 歴史・伝統
閔妃(明成皇后)殺人犯の子孫による韓国謝罪の旅の話が記事になっている(朝鮮日報)。 2004年11月に熊本出身の元教師20人によって結成された「明成皇后を考える会」が、閔妃殺人犯らの後裔を捜し出し、事件の真相究明と記録出版を目指しているらしい。これこそ日韓友好の基礎という主旨と、記事にはある。 ただし、訪韓を仲介したフリージャーナリスのチョン・スウン氏が、「昨年から明成皇后殺人犯の後裔を追跡して . . . 本文を読む

北朝鮮の核実験と死の灰のリスク

2005年05月09日 | 軍事・諜報
IAEAの事務局長が8日CNNテレビの討論番組で、北朝鮮の核「実験後に何が起きるかわからない。死の灰を降らせないようにするために、北朝鮮がどれだけの核技術を持っているかもわからない」「多くの死の灰が出ることは明らかだ」と明言した。 やるとしても地下核実験だとばかり思っていたが、放射性物質が地上に漏れるリスクは意外に高いと見積もられているらしい。いずれにせよ、IAEAが北朝鮮の核に強い懸念を抱いて . . . 本文を読む

喪失の喪失感と日本のナショナリズム

2005年05月08日 | 歴史・伝統
ナショナリズムというと、ウェルキンゲトリクス(ヴェルチンジェトリックスという表記はマイナーなようだ…何が妥当なカタカナ表記かよく分からないが)を思い出す。それは、喪失の記憶だ。そして回復と、癒しの物語だ。喪失と回復と癒し(マッサージ)はセットだ。喪失は、ナショナリズムの重要な要素だ。おそらくは、不可欠な要素だと予測できる。 韓国は、独立を喪失した記憶が、回復と直結している。中国も喪失があったし( . . . 本文を読む

事実報道という点でも落第な取材

2005年05月07日 | 社会・教育
産経新聞の今日の本紙(Web上では出ていないようだ)は、天王寺車掌区長が事故の概要を社内一斉放送で知りながら、ボーリング大会を中止しなかったと、はっきりなじっている。区長が記者の前で「踏切事故が...自動車が...」と言っていたのに、記者の誰も突っ込まなかったのもおかしいが、事情はその後明らかになった(前述したように、読売新聞に詳しい)。記者達は、これを不祥事として捉えるだけで、事実の詳細には関心 . . . 本文を読む

事故の情報がいかに伝わらなかったか

2005年05月07日 | 社会・教育
天王寺車掌区長のコメントで「踏切事故で自動車..」とあったのが奇妙だったが、真相が分かった。そのような社内放送しかなかったのだ。死者が出ていることも、社内放送では午後まで伝えられなかった。(ソースは読売新聞) 脱線した電車の車掌から新大阪総合指令所に事故発生が伝えられたが、殆ど発生時点そのものだから、最後尾の車掌の位置からは事故の全体像がつかめず、9時24分「踏切で車と衝突し、列車脱線」と一斉放 . . . 本文を読む

東アジアサミット

2005年05月07日 | 地政学
今年の12月に予定されている東アジアサミットに、ASEAN、日中韓、インド、オーストラリア、ニュージーランドの16カ国が参加する方針が決まった。少なくともオーストラリアとニュージーランドが加わるのは朗報だ。ともあれ、アメリカは「東アジアブロック」に対して警戒的だろう。 . . . 本文を読む

アメリカの対中戦略

2005年05月07日 | 地政学
日本の言論には、中国警戒論(むしろ敬遠論という方が実態に近い…大陸敬遠論)と、アジアは仲良く、これからは中国だよ、という議論の2つがある。後者は、離米的な傾向すらある。 そもそもペリー提督が日本に何しに来たかというと、メインは中国戦略だ。対中国戦略(もちろん基本的に経済的な動機…当時は経済と政治が一致していた帝国主義の時代だけど)をスムーズに進めるために、ネットワークを構築するために、日本が必要 . . . 本文を読む

歴史学と、もつれた紐

2005年05月06日 | 歴史・伝統
今日や昨日の出来事でも、多くの人が関わる事件では、なかなか全貌をつかみにくい。週や月の単位では、かなり詳しい分析が登場することもあるが、それとても、関係者の証言に様々なバイアスがかかっているため、必ずしも真相に迫っているとは限らない。仮に妥当な分析が得られたとしても、一つの見解にすぎず、その他のノイズに埋もれてしまうこともしばしばだ。第一その頃には、大きな事件であっても世間の関心が薄れ、初期の評論 . . . 本文を読む

中国が中南米に軍事的接近

2005年05月06日 | 軍事・諜報
産経新聞古森氏の記事にワシントンで開かれたシンポジウムの話が載っている。中国が、中南米諸国に経済的かつ軍事的に接近しているという。下記は要点。 1)キューバで旧ソ連の通信基地などの使用を始め、2)キューバで米軍の衛星通信を捕捉し、米国の電話の傍受を続けている。3)アルゼンチンに中国製戦闘爆撃機を売る交渉をひそかに進め、4)ベネズエラに特殊部隊を送り、5)ブラジルと偵察衛星打ち上げの合意を結んだ。 . . . 本文を読む