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ロスネフチと旧KGB勢力シロビキ

2005年05月21日 | 政治
露エネルギー戦略 国営石油が主導権 財界でも旧KGB主役 (産経新聞) - goo ニュース、及びFujiSankei Business iの記事よりまとめた)
プーチンは、2004年7月に大統領の側近セチン前大統領府副長官を、ロスネフチ会長に送り込んだ。ロスネフチはロシア唯一の国営石油企業で、旧KGB勢力「シロビキ」の支配下にある。2004年末に、破綻したユコスの6割を占める中核子会社を、極めて不透明な方法で秘密裏に買収し、ロシアの産油量におけるシェアを約4.5%から約20%に高めた。

ロシアは、世界最大の天然ガス企業体ガスプロムによるロスネフチ買収統合を目指していたようだが、ガスプロムの資金問題もあったのか、このほど断念した。またロスネフチは、5月末にガスプロムの株式の約10%を買収する計画で、従来から国が持っているガスプロム株式約40%と合わせ、ガスプロムの国営化が達成されるようだ。

#セチンがやり手だったという事かもしれないが、ともあれプーチン政権は元々KGB色の濃い政権であり、エネルギー政策を旧KGB閥シロビキが支配するロスネフチ主導でいこうとしている。一種の私的支配に軸足を置いているようだ。

#元々、共産党は国の私的支配が流儀だったが(いわゆる独裁)。そういう手法が、プーチン政権で再現されつつあるのだろう。シロビキは、ロシア政治の焦点だ。

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