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世界の覚書

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ソマリアの海賊を漂流刑

2010年06月01日 | 軍事・諜報
産経:露の海賊“漂流刑”に批判 殺害のつじつま合わせ? 議論呼ぶ
ロシア海軍が5月初め、アフリカ・ソマリア沖で(中略)拘束した海賊10人をゴムボートに放置し、死に至らせたとみられることが明らかになった。(中略)リベリア船籍の大型タンカー「モスクワ大学」(10万6474トン)の解放作戦。露海軍は5月6日、大型対潜哨戒艇を現地に急派し、ソマリア海賊1人を射殺、10人を拘束してロシア人乗組員23人を救出した。検察当局は当初、拘束した海賊らをモスクワに移送する考えを示した。海軍はしかし、海賊から武器を没収した上でゴムボートに乗せ、沿岸から約600キロの沖合で“釈放”。国防省はその後、ボートの発する信号が1時間後にレーダーから消え、海賊らは「死亡したとみられる」と発表した。飲料水や食糧は与えたとしているが、ボートの測位システムは取り外してあったという。国防省はこの措置について「海賊の責任を問う国際法的な根拠がなく、海賊の国籍を確認することもできないため」と説明。政府機関紙ロシア新聞は(1)殺害が目的なら今回のような方法を取る必要はない(2)イエメンやスーダンなどの沿岸国は海賊引き取りに消極的だ(3)事件は公海上で発生し、ロシア船籍でなかった-と海軍の行動を擁護した。…これに対し、有力誌ブラスチは「国連海洋法条約によれば、海賊を拘束した国は自国の法に従って裁くことができる。国防省の論拠は全く批判に耐えない」と指摘。海軍が何らかの理由で拘束した海賊らを殺害してしまい、“漂流刑”でつじつまを合わせたのではないかといった憶測も紹介した。(中略)沿岸都市、ホビョの海賊リーダーは「ロシア人の人質には露海軍がしたのと同じ対応をとる」と報復を宣言
> 海賊の責任を問う国際法的な根拠がなく

自国の法に従って裁くことは出来るだろうが、リベリア船籍の場合でも? というか、ロシアがいちいち国際法を気にする? というか、ロシア海軍の行為は、自然法に反している。むしろ、軍法に照らしてどうなのか気になる。問題は国籍ではなく、人間であるかどうかだ。もっとも、捕虜の現地処分は、昔からよくある話である。そもそも海賊は非正規軍だから、正規軍による「殺処分」は国際法上合法の可能性を考えてしまう。

しかし、間違いなく、おそロシアである。

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