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世界の覚書

道州制、易姓革命、外国人参政権には反対です。伝王仁墓に百済門を作るのは場違いであり、反対です。

民主主義から委託主義へ?

2007年12月17日 | 政治
政治的なマターは定義が難しい。例えば、民主主義の定義は?という問いの答えは無い事もないが、曖昧らしい。例えば、北朝鮮は民主主義国家である。国名に従えば(笑

民主主義の普遍的理解は、国民が権利者として政治に口を出せる事だろう(代表者はともかく、国民は主権者であり、主権を集団的に所有する)。ただし、暴力的でなく、紳士的に。ただ、多数派がイニシアティブを握ろうとするので、全体的に多数派に有利に出来てしまう傾向がある。多数派は利権構造と結びつき、そういう構造が出来てしまえば、構造の温存傾向が、正義や合理に勝ってしまう事になりやすい。そういう緊張構造が存在する時、諸勢力の調停的役割を上手く演じる者が、権力を握りやすい。そうなってくると、国民の意思が何であるか、正義が何であるか、わかりにくくなってくる。事情が複雑化してくると(近代化とは、イコール、社会の複雑化でもある)、状況を把握する事すら困難である。そうなると、官僚の役割が大きくなる。建前はともかく、実際に国を運営するのは官僚であり、議会は方針と承認を与える立場になる。まあそんな具合で、民主主義は、運営が難しい。

これからの傾向は、委託主義かもしれない。何かの機関や制度の運営を、何らかの組織に委託するのである。市民が委託者であり、受託者を指揮監督する権限を行使または留保する。受益者は市民である。委託先は、時に剥奪され、交代させられる。

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