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世界の覚書

道州制、易姓革命、外国人参政権には反対です。伝王仁墓に百済門を作るのは場違いであり、反対です。

ジェノサイドの瀬戸際にいるケニア

2008年01月06日 | 移民・難民・拉致
畑に遺体、救急車も襲撃 民族衝突が泥沼化 ケニア暴動(朝日新聞) - goo ニュース
キリスト教会の焼き打ちで、少なくとも35人が亡くなったケニア北西部エルドレトに、4日入った。救急車も襲われ、遺体は路上に放置されるなど、無法地帯と化していた。再選したキバキ大統領と敗れた野党のオディンガ氏は解決に向けた動きを見せず、民族対立は根深さを増している。

ナオミさんによると、焼き打ちは1日午前10時から3時間続き、警察官5人は数百人の暴徒を見守るだけだった。犠牲者は大半がキクユ族。キバキ氏も同族で、各地の衝突で標的になっている。

エルドレトからナイロビに向かう幹線道路は数キロにわたり、町の主流派のカレンジン族が石や電柱で封鎖。男性が通行者の身分証明書を確認し、キクユ族を捜していた。
権力の側にいたキクユ族が憎悪の対象になっているという構図だろうか。表面的には、不正選挙という事情に見えるが、不正への怒りが民主化運動となるのではなく、民族浄化に向かう構図が憐れだ。

今ケニアは、100万人大量虐殺の瀬戸際にいるように思える。今、国際社会は、口先介入はするかもしれないが、基本的には座視の姿勢に見える。国連が本格的に動いているという情報は見当たらない。手遅れにならないといいが...

AFP:ケニア暴動、このまま国家崩壊か?

民主化運動か、民族衝突か。野党が不寛容、いわば和平拒否を貫いているのに、楽観的にはなれない。

大統領、国民統合政府の用意=野党は即刻拒否-ケニア (時事通信) - goo ニュース
国民統合政府を形成する用意があると表明した。

これに対し、野党指導者のオディンガ氏は「キバキ氏が大統領にとどまっているのは非合法であり、許されないというのがわれわれの立場。大統領として交渉の席に着くべきではない」
唯一の可能性はキバキ氏の辞任だが、それで収拾できるかどうかも疑問だ。不当は、オディンガ氏支持勢力の虐殺行為にも大きいからだ。オディンガ氏がそこを自覚しないのでは、正義はオディンガ氏の側にもありえない。

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