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世界の覚書

道州制、易姓革命、外国人参政権には反対です。伝王仁墓に百済門を作るのは場違いであり、反対です。

真性左翼系インテリとしての山田洋次監督

2012年01月14日 | 文化・創作・メディア
1月15日までですが、

山田洋次監督50周年記念展 半世紀を映画から振り返る

まあ映画のパネル展が基本。回顧展のはずだが、映画は展示表現に困るだろう、という以前にパネル展。数が多いので、並べるだけで一杯という印象。

造作というか立体物は、東日本大震災の黄色いハンカチ(にちなんだパネルとオブジェ)、柴又駅前の寅さん彫刻の原型、当時のカメラと映写機、大船スタジオ(大船撮影所)の模型、映画フィルムと(フィルム)缶のオブジェ。

気になったのは、監督のモノローグと思われるパネル。会場の中でのメモではないので、記憶に頼って意訳的に紹介すると、
本当の幸せとは何か。

(人間が歯車の一部となった)モダンタイムズと(小津)東京物語は同じである。

東京物語も最後に(技術文明の象徴として)蒸気機関車を登場させる

映画のデジタル化が進んでいる(2012年中にフィルム上映は消滅するらしい)

(今後も監督自身はフィルムで撮るだろう。上映はデジタルになるが)

(技術の進歩を)心から祝福できるのか?
そんなようなコメントである。「本当の幸せとは何か」という問いは、いかにも空しい。なんか、古臭いリベラル臭、左翼臭に近いものを感じる。そういえばなあ、と思って調べてみると、是非も無し。やはり真性左翼インテリのようだった。

日本の映画は、こんな人達がリードしていたのかと...

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