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世界の覚書

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ヒズボラがアサド政権への軍事支援を明確に

2013年05月02日 | 軍事・諜報
レバノンのヒズボラが、シリアのアサド政権支援を明確にしたようだ。軍事支援を認め、シリアの反体制派の軍事的成功を許さないと、またアメリカなど欧米のアサド政権転覆を阻止すると。その為にはイランの介入もありうるとまで述べた。

東京:「シリア軍を支援」 指導者、介入拡大を示唆 ヒズボラ
レバノンの(中略)ヒズボラ(中略)は(中略)アサド政権に対するヒズボラの軍事支援を事実上認め(中略)AFP通信などが伝えた。(中略)レバノン国境近くの要衝クセール周辺で、アサド政権側が奪還に向けて攻勢に出ている。

アサド政権と同盟関係にあるヒズボラの部隊が、一帯で政権支援のため戦闘に加わっているとされる。ナスララ師は、シリア国境付近でレバノン国籍を持つシーア派住民が多いことを念頭に「多数の反体制派が、レバノン人が居住する村々を攻撃する準備をしている。必要な支援をシリア軍に提供するのは当然だ」とテレビ演説で語った。

(中略)アサド政権の真の友人たちは、シリアが米国やイスラエルなどの手に落ちるのを許さない」(中略)イランなどを含めたさらなる介入があり得ると示唆し、「反体制派は、政権を軍事的に倒せない」と
CNN:シリア内戦、米指定のテロ組織がアサド政権支持を宣言
シリアやイランの武器、財政援助を受けているとされるイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」は(中略)米国などがシリアのアサド政権転覆を図った場合、これを阻止するため介入すると警告した。(中略)ここ数カ月間、ヒズボラは対シリア国境でアサド政権打倒を目指す反体制派武装勢力と交戦しているとのメディア情報が流れていた。シリアはイスラム教スンニ派が多数だが、アサド政権はシーア派の分派アラウィ派で構成されている。
ヒズボラはイランの分派ともいえる存在で、シーア派つながりで、シリアのシーア派であるアサド政権支援は自然な?な流れである。別にそこに収斂しなくてもよさそうなものだが、シーア派とスンニー派は常に火種を抱えている。そんな事は、世界中の誰もが知っている。宗派の違いを軍事に結び付けないで済む世界は、まだ訪れていない。

マクロに見れば、欧米の中東介入(帝国主義の時代の話)が遠因だったような気もする。オスマントルコの崩壊が、全ての始まりだったような。しかし、この世界は難しい。

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