朝鮮日報:北京五輪:問題続出、存続が危ぶまれるテコンドー 来年IOC総会で投票
ダラダラとした試合内容と判定トラブル。テコンドーが北京五輪で露呈した問題で存続が危ぶまれている。(中略)審判はルールを正確に適用しただけなのに、間髪おかず、いきなり主審を足蹴りにした、その喧嘩っぱやさは何だろうと思った。この人はシドニーの金メダリストでもあるそうだ。金は取れても精神が修養できないなんて、アスリートとしても、スポーツ自体としても疑問が残る。で、そういう理屈というか危惧は韓国でも分かるみたいだ。2016年以降の競技存続に関して、少なくとも黄信号は灯っているようだ。いずれにせよ、自業自得としか思えない。そもそもテコンドーとは何なのかが分からない。一見、キックボクシングを、衣装を変えてやっているだけに見える。防具をつけた、ジャケット・キックボクシングというか。
マトフは主審の顔を蹴り、主審は口の中を切る負傷を追った。またこれより先に行われた女子67キロ級2回戦では、サラ・スティーブンソンを1-0で下した陳中(中国)の判定が覆るという一幕があった。
テコンドーは4年前のアテネ五輪でも、国際オリンピック委員会(IOC)のジャック・ロゲ会長が観戦する中、選手が審判の判定を不服とするという事態が起きた。(中略)
攻撃を先に仕掛けた側が反撃されて点数を失う場合が多いため、選手らは消極的なプレーを連発した。正確にヒットしたにもかかわらず、得点として判定されないケースも多かった。(中略)テコンドーが2016年五輪大会の正式種目として存続するためには、来年10月のコペンハーゲンIOC総会の投票を経なければならない。