旅行会社はトムラウシ事件で有名になった「アミューズトラベル」。長城トレッキングは初めての企画だったようだ。客は男性76歳、女性68歳、女性62歳、女性59歳で、59歳の女性は無事。想定外?の天候悪化であえなく... この遭難事件になったようだ。北京の北西はすぐ山地になっている。正確性は保証できないが> Google地図へのリンク
毎日:万里の長城遭難:52年ぶり大雪 日本人2人死亡1人不明25歳で、ベテランは期待できないだろう。
#社員添乗員が25歳、ガイドは委託の47歳で、ガイドが自力下山して遭難を知らせたようだが、情報が錯綜しているし不十分。
シンドラーのエレベータの事故と同じ、やるせなさを感じる。人間の資質の問題なのか、インセンティブの問題なのか。
追記:少し情報が増えた。
読売:
毎日:万里の長城遭難:52年ぶり大雪 日本人2人死亡1人不明
ツアーを企画した「アミューズトラベル」(東京都千代田区)によると、ツアーは(中略)3日午後11時(日本時間4日午前0時)ごろ、懐来県の頂上付近で身動きが取れなくなったという。中国人ガイドが先に下山し警察に通報。「1人の高齢者が意識不明の重体」などと説明したという。朝日:万里の長城で日本人2人死亡、1人不明 大雪で遭難
10月28日から9日間、万里の長城を計100キロ歩くツアーに参加。毎日14~16キロを5~8時間かけて歩く予定で、遭難したのは7日目だった。NHK:万里の長城 不明の日本人捜索続く
現場付近には、3日の大雪がまだ80センチ程度降り積もっていて、(中略)現場とみられる河北省の張家口の瑞雲観という所からおよそ60キロ離れた北京の気温は、3日の午前9時で、9度7分ありましたが、翌4日の午前9時の気温は、2度4分と、一気に7度余り下がりました。(中略)現場に比較的近い河北省懐来の標高570メートル付近の観測点では、3日の最低気温が3度4分、4日の最低気温が氷点下3度9分毎日:万里の長城遭難:降雪予報、ツアー決行に疑問
北京市内では3日夜から気温が下がり、雪が降るとの予報が事前に伝えられており、なぜツアーが決行されたかについても疑問の声が出ている。(中略)高齢者のツアーで、深夜まで歩くことは通常考えられない。現場付近は夕方5時ごろには暗くなるので歩いているうちに道に迷った可能性がある少なくとも午後4時までには行動を終えて宿営するのが基本だろうから、行程が遅れた理由が問題だが、積雪で速度低下が余儀なくされたか。また、装備が積雪行軍を全く想定していなかったようだし、まして高齢者主体。ガイドは中国人
#社員添乗員が25歳、ガイドは委託の47歳で、ガイドが自力下山して遭難を知らせたようだが、情報が錯綜しているし不十分。
シンドラーのエレベータの事故と同じ、やるせなさを感じる。人間の資質の問題なのか、インセンティブの問題なのか。
追記:少し情報が増えた。
読売:
渡辺さんによると、3日に登り始めた頃は小雨で、目的地の横嶺村の長城に着いた頃も雨だったが、みぞれや雪に変わった。「日が落ちて暗くなり、吹雪みたいになった。先へ歩くしかないと思ったが、進めなくなった」という。一緒に遭難し、救助された中国人添乗員の明平銘さん(25)や現地ガイドから「下りる頃には雪になるかもしれない」と説明があり、ダウンジャケットとフリースを着るなど、装備は整えていたという。日が落ちるまでは雨だった。そこまでは、遅れた理由は雪や吹雪ではない。せいぜい、雨で足元が悪く、行動速度が低下した程度。装備は、少なくとも上半身は十分だ。