一緒に世界の将来について考えよう

世界の将来について、一緒に考えていくブログ
-2006年から大恐慌の到来を予想
-6年半ぶりに投稿

「温室効果ガス上限枠」法案、加州シュワ知事が署名

2006-09-30 22:59:28 | 環境問題
アメリカでも州レベルにせよ、温室効果ガス規制に対してより積極的な動きが出てきたのは歓迎するべきことであろう(9/23の記事も参照)。


◎「温室効果ガス上限枠」法案、加州シュワ知事が署名
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060928it02.htm

在イラク米軍への攻撃は悪化の一途?

2006-09-30 18:43:31 | 中東問題
在イラク米軍への攻撃が悪化しているようだ。イラク国民の6割(スンニ派の92%に加え、シーア派で41%から62%へ急上昇)が攻撃を支持しており、今週の自爆テロ件数が過去最高となったほか、「攻撃頻度は、週800~900件に達している」と言う情報もあるようだ。また、シーア派内の分裂の危険性もあるという。

イラクが本格的な内戦に突入し、米軍に対する攻撃が更に過激化する可能性や、イラン核問題の行方など、更なる中東情勢の混迷をもたらすリスクには、充分注視が必要である。

◎イラク国民の6割「駐留米軍への攻撃支持」・米大学調査 9/29
http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2M2801C%2028092006&g=G1&d=20060929


◎イラク「自爆テロ件数が過去最高」・駐留米軍 9/28
http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2M2800E%2028092006&g=G1&d=20060928

◎イラク、内戦危機高まる・4カ月で市民死者1万人 9/28
http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2M2702J%2027092006&g=G1&d=20060928


◎在イラク米軍への攻撃は悪化…ウッドワード氏著書
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060929i416.htm

(大)不況がやってくる!?  その14

2006-09-30 17:25:12 | 世界経済
連日、ニューヨーク市場で史上最高値更新のニュースが流れているが、バブル経済時の日経平均の最高値の様に、歴史的な金字塔とならないことを願うばかりである。

さて、個人消費は予想通り弱含んでいる様であり、市場予想を下回った。貯蓄率のマイナス幅が縮小した様だが、今後プラスに移行する過程で、更に個人消費は弱含もう。

さて、3/16の記事で書いた米国での高リスクのローンの拡大の懸念がいよいよ顕在化してきたようで、RealtyTracというオンライン抵当流れ(Foreclosure)情報サービスの8月に入った抵当流れ物件数が、7月から24%も増加したと言う。特に価格上昇の激しかった地域で顕著になっているようだが、厳しい実態は、以下の「ニューイングランド通信」のブログに詳しい。

米国の不動産市場の状況のインパクトについては色々な見方があり、これも含めソフトランディングするという見方が今のコンセンサスであろう(米国市場の株価が示すとおり)。ただ、過去の例を待つまでもなく、市場は常に正しいわけではなく、また特定のインセンティブを持った人が現状を実態以上に良く言う事も、極めて普通の事である。私と同じ様な問題意識を持つブログの情報は大変参考となるので、以下に2つあげてみる。
http://blogs.yahoo.co.jp/toushizantetu
http://teamiwana.seesaa.net/



◎8月の米個人消費、0.1%増・市場予想下回る
 市場予想(0.3%増)を下回り、05年8月(0.1%減)以来の低い伸び率。貯蓄率はマイナス0.5%となり、前月から0.2ポイント改善。
http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT3K2900W%2029092006&g=G1&d=20060929

◎Foreclosure Tsunamiがやってくる!(「ニューイングランド通信」
http://blogs.yahoo.co.jp/giantchee2/trackback/1391397/19437061

◎Foreclosures spiked in August
http://money.cnn.com/2006/09/13/real_estate/foreclosures_spiking/index.htm?postversion=2006091314

(大)不況がやってくる!?  その13

2006-09-28 11:23:19 | 世界経済
「8月の米新築住宅販売4.1%増・5カ月ぶりプラス」ということで、一見米国不動産市場の不調が止まったかの様に見えるが、実態を良く見ると、状況は余り変わっていない。7月の販売件数を大幅に下方修正したため、上昇に見えただけで、減速状況に変わりは無い。ちなみに、過去3ヶ月の当初発表値を並べたものと修正後の数値を並べたものを以下に示す。

(当初発表値)
6月1,131,000 ⇒ 7月1,072,000(▲5%) ⇒ 8月1,050,000(▲2%)

(6、7月修正値)
6月1,120,000 ⇒ 7月1,009,000(▲10%) ⇒ 8月未修正1,050,000 (+4%)

これだけ修正でずれると、対前月での多少の増減を議論しても仕方ない(8月分も下方修正の可能性あり)。対前年では、8月の対前年▲17.4%であり、依然低迷している事態に変わりは無い。

一方、価格は、回復を見せているが、在庫は増加しており、中古ほど値下げが進んでいないようだ。
(価格)
medium 6月$231,300 ⇒ 7月$230,000 ⇒ 8月$237,000
average 6月$290,600 ⇒ 7月$293,500 ⇒ 8月$304,400

(在庫)
6月6.1ヶ月 ⇒ 7月6.5ヶ月 ⇒ 8月6.6ヶ月

以上、中古ほど減速感が鮮明ではないが、悪化した状況に改善は見られないというのが実態であろう。

また、耐久財受注も、事前予想(0.4%増)を下回った(0.5%減)。


◎8月の米新築住宅販売4.1%増・5カ月ぶりプラス
http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2M2702U%2027092006&g=MH&d=20060927

◎New Home Sales (US Census Bureau)
http://www.census.gov/cgi-bin/briefroom/BriefRm

◎8月の米耐久財受注0.5%減
http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2M2702E%2027092006&g=MH&d=20060927

(大)不況がやってくる!?  その12

2006-09-27 13:03:56 | 世界経済
The Conference Boardによる9月の消費者信頼感指数が前月から上昇、市場予想も上回ったことなどを受け、米国株が大幅続伸した。原油安、長期金利低下の影響がすぐに出る一方で、住宅市場悪化の影響は、のりしろ部分が無くなるまで現在化されないので、想定された事態だろう。景気後退が思ったより早くないことにより、原油価格や長期金利は下げ止まると想定され、今後は、住宅市場の調整が、のりしろを越える規模まで継続するかが焦点であることに変わりは無いだろう。米国経済指標について、便利なサイトを見つけたので、最後にリンクを付けておく。


◎米国株続伸――ダウ平均93ドル高で年初来高値 ナスダック12ポイント高
http://markets.nikkei.co.jp/kaigai/summary.cfm?genre=c8&id=db7iaa0527&date=20060927

◎Latest Consumer Confidence (The Conference Board)
http://www.conference-board.org/economics/consumerConfidence.cfm

◎過去発表の米国経済指標(消費者信頼感指数) (Daiki Futures, Inc)
http://www.daikiusa.com/indicators/past/consumer_confidence.html