一緒に世界の将来について考えよう

世界の将来について、一緒に考えていくブログ
-2006年から大恐慌の到来を予想
-6年半ぶりに投稿

イランとイラクの接近

2006-09-14 12:43:48 | 中東問題
かねてから指摘してきた通り、シーア派イラクは、イランにとっては、漁夫の利で生まれた兄弟国であり、イスラム教内の宗派バランスにも大きな不均衡をもたらしている。予想通り、イランとイラクが接近の動きを示してきた。特に、核問題でイランへの風当たりが強まる中で、イラクとの関係の強さを示すことは、アメリカに対する有効なメッセージとなる絶好のタイミングと言えるだろう。


◎「イラン、イラクは相互内政不干渉」両国が共同声明
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20060914AT2M1400714092006.html

(大)不況がやってくる!?  その5

2006-09-14 09:55:51 | 世界経済
今度は国内の不動産市場。首都圏の8月の新築マンション発売戸数は3274戸と前年同月比40.5%減少したと言う。記事では、「地価上昇に伴う物件の値上がりを見込み売り惜しむなど、業者が販売計画を後ろ倒しにする動きが広がっている」としている。しかし、需要が強いのに売り惜しんでいるのであれば、本来なら少ない物件に消費者が殺到して月間契約率は上がるはずなのに、「月間契約率も77.3%と前月比2.7ポイント低下し、3カ月ぶりに70%台となった」というのは、憂慮するべき事態である。

今後、価格高騰が一服するタイミングが近付くと、価格水準の高騰で消費者の購買意欲が低下する中で、売り惜しみをしていた業者が「今が売り時」と一気に物件を出して来て、市場が在庫であふれ、「昨年までは買主がせりで買っていたのに、今年は売主が(値下げを)交渉している」という米国不動産市場の様な事態に繋がりかねない動きだけに、今後注視が必要だろう。


◎8月の首都圏マンション発売が大幅減
http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT3L1303P%2013092006&g=MH&d=20060913