ちょっと間があいたが、米国住宅バブルについて、書いてみたい。完全に読み切れていないが、ざっとエコノミストの記事や野村證券のレポートを見て、私なりに重要と思われるポイントを整理すると以下の様になる。
・歴史的な低金利水準が続いていたこと、家賃収入も一定の伸びがあったことを勘案すると、ある程度の不動産価格の高騰はエコノミクス的にも正当化できるが、それを考慮してもなお、特に2004年以降の価格上昇は行き過ぎているのではないかということ
・サブプライムローンの拡大、特に、後年度の負担が重くなるインタレスト・オンリー・ローン(日本で社会問題となった「ゆとりローン」に酷似)やネガティブ・アモタイゼーション・ローン(それよりもリスクの高いローン)の様な高リスクのローンの拡大は、不動産の需要の先食いであり、ピークアウトが近いことを予想させると共に、不動産価格の上昇が止まった時の米経済へのネガティブな影響を増幅させる要因となっていること
・「米住宅価格上昇→経常赤字増を上回る対米資本流入増→対日株式投資増」という様なグローバルマネー循環を通し日本の経済とも密接な繋がりがあること
・歴史的な低金利水準が続いていたこと、家賃収入も一定の伸びがあったことを勘案すると、ある程度の不動産価格の高騰はエコノミクス的にも正当化できるが、それを考慮してもなお、特に2004年以降の価格上昇は行き過ぎているのではないかということ
・サブプライムローンの拡大、特に、後年度の負担が重くなるインタレスト・オンリー・ローン(日本で社会問題となった「ゆとりローン」に酷似)やネガティブ・アモタイゼーション・ローン(それよりもリスクの高いローン)の様な高リスクのローンの拡大は、不動産の需要の先食いであり、ピークアウトが近いことを予想させると共に、不動産価格の上昇が止まった時の米経済へのネガティブな影響を増幅させる要因となっていること
・「米住宅価格上昇→経常赤字増を上回る対米資本流入増→対日株式投資増」という様なグローバルマネー循環を通し日本の経済とも密接な繋がりがあること