5/1、8/28の投稿で取上げたクルド人問題は、より深刻さを増している様だ。自治区政府のバルザーニ議長は「(旧フセイン政権による)脅しの時代は終わり、何者もクルド系住民に指図できない」と激しく反発し、「独立宣言が我々の利益になるのならば、そうすることになる」とまで発言している様で、このまま行くと、対立はより先鋭化するだろう。8/7に書いたのは、シーア派とスンニ派の対立であるが、それに乗じたいクルド人の動きと合わせ、イラクが分裂するリスクについても、注視が必要である。
◎イラク首相府、「クルド自治区旗」の掲揚を非難
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20060904AT2M0400B04092006.html
◎イラク首相府、「クルド自治区旗」の掲揚を非難
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20060904AT2M0400B04092006.html